「インタビュー」ユン・シユン&パク・ソンフン「サイコパス ダイアリー」オフィシャルインタビュー

■「サイコパス ダイアリー」のドラマ内容と、演じた役について紹介をお願いします。
ユン・シユン:「サイコパス ダイアリー」という作品は、平凡な会社員であるユク・ドンシクがサイコパス連続殺人犯の犯行現場を目撃してしまいます。その時にあるダイアリーを拾うのですが、
偶然の事故により記憶喪失となったために自分がサイコパス殺人鬼だという勘違いから始まるストーリーです。なんか難しいですよね?でも皆さんは、この説明でもうすでにこのドラマの半分を
観たのと同じですよ(笑)。
僕はこのドラマで、緻密で冷酷かつ完璧主義のサイコパス連続殺人鬼が自分だと勘違いしてしまう、とても平凡な証券会社に勤務しているユク・ドンシクを演じました。この平凡な主人公が、
どのように勘違いして大きな渦に巻き込まれていくのかを楽しんでいただけたらと思います。

パク・ソンフン: 僕が演じるソ・イヌは、証券会社の理事を務めていて、ドンシクが手にするサイコパスダイアリーの持ち主のサイコパスです。はたから見ると、とても紳士的で親切だけど、冷酷な中身を隠し持っている連続殺人犯の役です。

■出演を決めたきっかけを教えてください。
ユン・シユン:韓国では、こういったドラマのことを「ジャンルもの」と表現します。でもこの作品は、“ジャンルもの”にも関わらず、作品へのアプローチがしやすかったのがとてもよかったです。平凡な
キャラクターが、とんでもない状況へ入り込んでしまう内容なので、僕にもチャレンジできるのではないかと思いました。俳優にとって挑戦したことのないことへの試みは、勇気というよりエゴなんです。
準備の整った状態でチャレンジすべきですが、この作品には、とても特別なストーリーの中に、とても平凡なキャラクターがいたので、そのキャラクターをぜひ演じてみたいと思いました。

パク・ソンフン:台本がとてもおもしろかったです。このドラマを一言で表すと、ユク・ドンシクの勘違いドラマと表すことができます。僕はシユンさんがキャスティングされたと聞いて、シユンさんを想像しながら読んだんです。ドンシクが多少もどかしいキャラクターに見えますが、シユンさんの持つ大衆的な親近感で、十分…

ユン・シユン:十分もどかしかったでしょ(笑)?

パク・ソンフン:ドンシクに共感して見れると思いました。それから、前作に引き続き悪役を演じて、プレッシャーを感じたのは事実ですが、作品の色も全く違ったし、キャラクターの系統も違ったので、
前回とは全く違った悪役を演じてみたいチャレンジ精神が湧いてきました。なので、出演を決めました。

■演じた役柄とご本人の共通点は?
ユン・シユン:僕はただ、普段のルーティンや習慣などを真面目に演じていただけなのに、周りからとても笑われました(笑)。そこに驚きました。僕は実は面白い人間なんだなと。本当に僕は笑わ
そうと思ったことはないんですよ。でも周りから、今回のキャラクターは何でそんなに面白いのかと言われました(笑)。僕は普段通りの僕を演じただけなのに…。

パク・ソンフン:共通点を探すのが難しいです。僕は普段髪の毛のセットもしないし、服装もジャージにスリッパなんですよ。あえて探すとしたら、きれい好きなところ?でも僕はきれいに掃除をして、彼は
きれいに人を殺す、その差だと思います。

ユン・シユン:二人とも後始末はきっちりしてるってことですね。

パク・ソンフン:そうですね。

ユン・シユン:僕から見たソンフンさんは、ソ・イヌのように言動一つ一つが紳士的なんですよ。そういう姿が似ています。ご本人は気づいていないですが、ご飯を食べる姿もスマートなんですよ。

パク・ソンフン:ご飯を食べる姿がスマートって何(笑)?

ユン・シユン:なんか、東京の人みたいです。都会の人。かっこいいです。

■演じながら大変だったことはありましたか?普段通りだったとおっしゃっていたのでシユンさんにはあまり無いと思いますが…
ユン・シユン:そんなことないですよ〜!ソ・イヌは家でもバッチリ服を着ているじゃないですか。僕たち同じスタジオを使っていたんです。僕はいつも薄着でヨレヨレの服を着ているんですけど、
家が本当に寒いんですよ。

パク・ソンフン:スタジオ寒かったよね。

ユン・シユン:本当に寒いんですよ。それが辛かったです。部屋の中だから厚着をするわけにもいかないし。
それが大変でした。あと、あれ!左手で字を書くこと。ソンフンさんも大変だったと思いますが、僕もそれが大変でした。

パク・ソンフン:そうですね。僕もシユンさんと同じでダイアリーを左手で書かなくてはならなくて…。
シユンさんもけっこう練習されたと思いますが、僕はよりきれいに字を書かなければいけない人物だったので、かなり練習しました。それが大変でした。それから、人殺しだったので感情を増幅させる
状況が多かったんですけど、セリフの練習をするとき口に出して覚えるじゃないですか。そしたら、周りの人からなんか悪いことでもあったのかと、機嫌を損ねるようなことをしたのかと言われました。
誤解もされたりして、人間関係が複雑になりました。

■パク・ソンフンさん演じるソ・イヌとの思いがけないブロマンスも見どころの一つですが、パク・ソンフンさんと共演していかがでしたでしょうか?視聴者の方からも「このブロマンス、大歓迎」と言われるほど大好評でしたね
ユン・シユン:監督のキャスティングがよかったんだと思います。僕たち二人の実力という部分自体を除いて、お互いの持つカラー自体が正反対だったので、それをぶつけることによって生じる不協和音がコミカルで、面白く感じた要素になったんだと思います。真逆のものをぶつけさせたら、一体どうなるんだろうと興味が湧くじゃないですか。そういうシーンがとても面白かったです。僕たちのブロマンスを大歓迎だと言っていただけてとてもありがたいですが、キャラクターを作り上げた脚本家と監督の力だと思っています。

ソンフンさんとの演技の相性に関しては、さっきも述べたように、僕たちは不協和音だったので、各々の声をお互い気にせず、お互いを信じることが必要でした。お互いを意識しないようにしていたんですけど、そのためには信じることが大切でした。僕は、ソンフンさんに対して絶大な信頼を抱いていたので楽しかったですね。

パク・ソンフン:シユンさんがおっしゃっていたように、僕たちの持つ色が違ったからこそ、逆にぴったりだったのではないかと思います。僕が台本を読んで感じたところも、シユンさんとはまた違った解釈だったのが、とても不思議でおもしろかったです。逆に僕はいつも僕目線で台本を読んでいるので、一方に偏ってしまうことがありますが、シユンさんを見ながら、こういうふうにもとらえられるんだなと勉強になりました。それに、主人公としての経験も豊富なので、場の雰囲気を全体的に引っ張ってくれたり、励ます姿を見て、たくさん勉強になりましたね。

■勘違いからドラマが展開されますが、実際に今までで経験したことがある勘違いエピソードはありますか?
パク・ソンフン:そこまで大きな勘違いではありませんが、韓国ではたくさんの俳優たちが似たような車種なんですよ。
カーニバルという車を8割以上の俳優が利用しているので、たまに間違えたりします。色もほぼ白か黒じゃないですか。
僕が「黒騎士〜永遠の約束〜」というドラマに出演していた時、僕の相手役がシン・ソユルさんだったんです。
マネージャーがソユルさんの車を勘違いして乗ったまま、しばらく降りてこないんですよ。女優さんの車を間違えちゃダメだと、しっかり確認するように注意したんですけど、その2時間後に僕が同じ間違いをしてしまいました。間違えて扉を開けてしまって…。
それくらいですかね。シユンさんは何かないの?

ユン・シユン:何かあったかな…あったような気がするけど思い出せません。

■記憶に残っているシーンや好きなシーンは?
パク・ソンフン:僕は個人的にブロマンスのシーンがとてもおもしろかったです。本当はそういう内容ではないけど、お互い勘違いして本心を隠したままの絡みが、妙に恋愛ドラマのような感じがしました。そういった状況が、見ている人を笑わせてくれるポイントだったので、面白かったですね。4話だったかな?そのエンディングが、一番の見せ場だと思います。ダイアリーをめぐって、お互いの手を取り合うシーンが記憶に残っています。
たくさんの人が楽しんでくれて、そのあとの展開を期待させるシーンだったと思いますね。

ユン・シユン:インソンさんが演じたボギョンとのシーンです。脚本家から言われたイメージは、頼りないモルダーとスカリー(※)でした。モルダーとスカリーが真相を探っていくなかで徐々に信頼し合っていく姿が面白かったんだと思います。
最終的には、たどたどしいながらもたまに鋭い推理をしたり、そういう姿がぎこちないながらも面白いポイントだったと思います。
※「X−ファイル」の登場人物。

■それぞれ演じられたキャラクターの魅力は何でしょうか?
パク・ソンフン:ソ・イヌの魅力は、他のサイコパスな殺人鬼には見られなかったドジな部分を持つ人物だというところです。
はたから見ると、完璧で緻密な人物ですが、よく見るとドンシクという人物との出会いによって葛藤したり、本当は人間の心を持つ人物なんじゃないかと思うほど、少し抜けている部分があるサイコパスなんです。そういった点が他とは違う、魅力だと思いますね。

ユン・シユン:そんなに複雑なことではないと思います。ドラマの中で何度も「捕食者」という言葉が出てきます。
この作品は、猛獣たちに囲まれた野生の世界で自分自身を守り、攻撃しながら生き延びたり、時には隠れなければいけない現実を表しています。ユク・ドンシクというキャラクターは、そういったことに縁がない、のんきに草を食べている羊のような人物です。そんな彼が、偶然ライオンに遭遇したけど、たてがみすらも草だと勘違いして食べたりと、ちょっと抜けていて純粋な行動をするんです。視聴者はそれを見て、「どうなるのだろう」とドキドキハラハラするけど、笑ったりもするし、応援したり、胸を痛めたりするんです。結局、彼を通じて伝えたかったのは、ドンシクが一生懸命に草を食べながら再び牧場へ帰っていくということだと思います。ある人物の成長物語ではなく、野生の世界で自分が何者かを知り、他人を傷つけることもなく羊たちと平和で幸せな人生を歩んでいくという内容だと思います。そして、いまテレビをご覧の皆さんの物語だというのが、ドンシクからの教訓ではないでしょうか。
必ずしも何かになる必要はないという教訓。

■ドラマをご覧になる方へのメッセージをお願いします。
パク・ソンフン:「サイコパス ダイアリー」はコミックやスリラーといった色々なジャンルが楽しめるドラマです。
気軽に楽しんでご覧いただけると思うので、期待してくださいね。

ユン・シユン:僕たちのドラマは台本が面白いと話題になったドラマですし、鋭利なドラマですし、迫力あるドラマですし、
可愛らしいドラマです。僕たちを信じて楽しんでくださいね!

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発売元:「サイコパス ダイアリー」パートナーズ
レンタル販売元:PLAN Kエンタテインメント
セル販売元:TCエンタテインメント
(c)STUDIO DRAGON CORPORATION
■公式サイト:https://culture-pub.jp/psycho/
■予告編:https://youtu.be/qdTehxxB64w

2021.07.02