しかし、すぐにドンギョンは滅亡に対する懐かしさに涙した。滅亡のいない空っぽの家を訪ねたドンギョンは、滅亡の携帯電話に彼が送ることができなかったメールを発見して涙を流した。さらに「幸せだろう?そうだと信じてる」という滅亡のメールからドンギョンの幸せを願う彼の心が伝わって見る人の目頭を熱くした。続いて寝室に向かったドンギョンは、頬を撫でようとすると消えてしまう滅亡の虚像を見てついに泣きだして切なさを与えてた。
一方で滅亡は、少女神(チョン・ジソ)の庭に登場して注目を集めた。この時、少女神は滅亡に小さな植木鉢の中できれいに咲いた花を示し、人として幸せに生きて行くように話した。こうして超越的な存在ではなく、人として生まれ変わった滅亡は「うれしい。(ドンギョンに)再び会うことができるから」と涙を浮かべた。少女神は最初から滅亡が人になることを願っていたという本心を見せ、「停止しないで生きなさい。行って停止しないで、また愛しなさい。そして幸せに生きなさい」と彼の幸せと愛を応援して感動させた。
そして放送最後にドンギョンと滅亡の切ない再会がなされ、視聴者を感激させた。ドンギョンは「あなたはどのへんかしら。私があなたを見過ごしたら、あなたはいつもそうだったように私の手をつかんでくれる?一瞬でもいいから。とても短い時間でもいいから。つかんで、つかんで私を」と切実な思いを表わした。そして、その瞬間急停車したバスでふらつくドンギョンの手首をつかんでくれたのは、まさに滅亡だった。やがてドンギョンと滅亡は涙があふれそうになったまま、お互いを見つめて視線を離さなかった。こうして過酷な運命を乗り越えて再び出会ったドンギョンと滅亡のロマンスが、どんな結末を迎えるかに関心が高まっている。
tvN月火ドラマ「ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた」は、消えるすべてのものの理由となる存在である「滅亡」と、消えないために命がけの契約をした人間「ドンギョン」の命を担保にしたファンタジーロマンスで、今日(29日)夜9時から最終話が放送される。