NHKのBSプレミアムで毎週日曜日の午後9時に放送されているのが『花郎(ファラン) 希望の勇者たち』である。パク・ソジュンとパク・ヒョンシクが主演しているが、韓国で放送されていたのは2016年だった。
新羅の人材育成制度
パク・ソジュンは昨年の『梨泰院クラス』の大ヒットによって、今や韓国の俳優の中でもヒョンビンと並んで一番「旬」の俳優になっている。
また、パク・ヒョンシクは兵役によってしばらく芸能活動を休んでいたが、それも終えて次回作を選んでいる段階だ。
そんな2人が5年前に主演したのが『花郎(ファラン) 希望の勇者たち』であり、ほかにもイケメン俳優がたくさん出演していて、とても華やかな時代劇になっている。
ところで、今回は特にタイトルになっている「花郎」を解説していこう。
古代の朝鮮半島は高句麗(コグリョ)、百済(ペクチェ)、新羅(シルラ)の三国が激しく領土争いをしていた。
その三国の中で、新羅は他の二国より劣勢だった。
そこで、新羅は人材育成制度に力を入れるようになった。
その象徴が「花郎」だった。
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