韓国ガールズグループ「APRIL」の元メンバー、イ・ヒョンジュ(23)が集団いじめに遭っていたと主張し、名誉棄損の容疑で告訴されていた彼女の実弟が「嫌疑なし」決定を受けた。
イ・ヒョンジュ側の法律代理人法務法人ヨベク(担当弁護士:イ・ソンホ)は23日、「警察が去る14日、イ・ヒョンジュの弟が2月28日に書いた『元APRILメンバーの弟です』という文章と3月3日の『イ・ヒョンジュ姉の弟です』というタイトルでつづった掲示文について、名誉棄損の該当性が認められないとの内容の不送致(嫌疑なし)決定を下した」と伝えた。
捜査の結果、イ・ヒョンジュの弟はイ・ヒョンジュがグループを脱退したことで「APRIL」が被害に遭ったとする記事をはじめ、一連の過程を「いじめではなくハプニング」と表現してイ・ヒョンジュ本人の意志で脱退したとする記事を見て、姉(イ・ヒョンジュ)への同情心から文章を書くに至ったのは、「イ・ヒョンジュの弟に誹謗する目的があったと見るのは難しい」と判断した。
また、イ・ヒョンジュがグループで集団的に嫌がらせを受けつらい思いをしていたことやタンブラー事件、靴事件自体は事実で、内容も大きく逸脱しておらず、虚偽事実と見ることはできないと判断された。
ヨベクは「イ・ヒョンジュの弟は20日に嫌疑なし決定の通知を受け取り、閲覧謄写申請を通して22日、具体的な不送致理由を確認することができた」とし、「告訴人(DSPメディア)側もイ・ヒョンジュの弟と同じ20日前後に通知を受けているはずだ」と伝えた。続けて「イ・ヒョンジュの弟を告訴した告訴人は6人だが、告訴人に関する情報は閲覧謄写の範囲に含まれていない。イ・ヒョンジュ側としても告訴人が具体的に誰なのか確認できなかった。追加的な申請を通して、告訴人6人を確認する予定」と明らかにした。
また、「告訴人たちが当初から法的判断を受けると話し、未成年であるイ・ヒョンジュの弟たちに対して告訴手続きをおこなった分、法で定められた手続き内で必要な主張をすることを望む」と要求した。
一方、情報通信網利用促進および情報保護等に関する法律違反(名誉棄損)で告訴されたイ・ヒョンジュの知人も先月、「嫌疑なし処分」を受けた。
WOW!Korea提供