イ・ホンギは当時歌った「中毒になった愛」を歌ってみせたが、「歌からにじみ出る感情は隠せない」、「本当に歌が上手い」と“兄貴”たちを感心させた。
さらに、新人マネジャーの面白エピソードも披露。食事メニューで、チュンムキンパプ(イカの和え物と海苔巻き)を買ってきてほしいと頼んだら、わざわざチュンムロ(忠武路)に行って買ってきたり、ムルティッシュ(ウェットティッシュ)を頼んだら、ムル(水)とティッシュを買ってきたという、嘘のような本当の出来事があったという。ちなみに、このマネジャーは退社し、いま何をしているのか分からないそうだが、イ・ホンギはエピソードトークでもスタジオを笑いの渦にした。
そして、音楽クイズのゲームコーナーでは時間内に答えられず、頭から水をかぶり、びしょ濡れになりながらも、カッコよくポーズを決めるなど十分に笑いをとり、強い印象を残したイ・ホンギ。最後に主演を務めるミュージカル「1976ハーラン・カウンティ」もたくさん見てきてほしいと伝えた。
続いて、午後11時10分から放送された「全知的おせっかい視点」では、スタジオゲストとして登場。密着ゲストではなかったが、ここでもVTRの合間に展開されるトークと歌で存在感を示した。
特に、お尻によくできるという“おでき”ネタ。本人のイメージもあるので、レギュラー出演者たちも「こんな質問をしてもいいのか分からないけれど」と慎重だったのに、水を得た魚のようにしゃべりまくるイ・ホンギ(笑)。
座れないぐらい大きなおできができるらしく、番組収録中に手術をしに行ったこともあるし、コンサートが中止になったこともあるとか。いままで8回も手術をしており、おできには詳しいので、人からもよく質問されるとし、真剣に熱弁をふるう姿が面白くもあった。
そして、「知ってるお兄さん」では「たくさん見て来てほしい」としか言えなかったミュージカル「1976ハーラン・カウンティ」について、ここでしっかりPR。主人公のダニエルについて、黒人奴隷廃止のため闘争する心温かい、純粋な人物だと説明し、劇中歌の一部も披露。感情を表現しながら本気で歌い、先ほどおできの話をした人とは思えないほど、一瞬にしてスタジオの空気を変えた。
イ・ホンギが主演を務めるミュージカル「1976ハーラン・カウンティ」は5月28日(金)に開幕。主人公ダニエル役はトリプルキャストで、イ・ホンギのほかサンドゥル(B1A4)、オ・ジョンヒョク(Click-B)が演じる。
なお、イ・ホンギのバラエティ出演は今後も続き、25日放送の「WASSUP K-ハルメ(おばあさん)」(JTBC)、28日放送の「赤頬神仙遊び」(MBC)にゲスト出演。ミュージカルのPRも兼ねているのだろうが、除隊後、こんなにバラエティに出演しているアイドルは珍しい。それだけ魅力があるということだろう。本格的に始動したイ・ホンギに注目だ。