「バラコラ」チャ・テヒョン×チョ・インソン「気付けば社長」、自己最高視聴率6.4%で有終の美…人気の理由・シーズン2の可能性は?

チョ・インソンは「遅くまで大変でしょ? 」という社長の言葉にウルッとし、静かに厨房を出ていくと、裏庭で涙を見せる場面も。その質問が、チョ・インソンにではなく、社長が自らに向けて言っているかのように聞こえたようだ。

だからこそ、キレイに片付いている状態を社長に見せたかったのに、ちょうどこのとき、片付いていなかったので、「店がすごく汚いじゃないか」と感情がこみあげ、涙があふれたチョ・インソン。気持ちを整え、キッチンに戻ると、いつにもまして心をこめてラーメンを作り、社長の声掛けで、その1杯のラーメンを3人で食べる姿もまた感動的だった。

その夜、最後の晩酌をし、思い出を語り合ったチャ・テヒョンとチョ・インソンは翌朝、社長と店の引継ぎをし、充実した笑顔で店を後にした。
今回、番組を通して、チャ・テヒョンはバラエティ初心者のチョ・インソンをリードし、アルバイトとしてやってきたゲストたちとも、楽しいやり取りを展開。時には俳優としての率直な本音を打ち明けながら、ゲストたちの悩みを聞き、激励やアドバイスも。

さらに、店ではお客さんの話に耳を傾け、村の住人たちに寄り添い、店の外でも、体が不自由なお年寄りのため、自転車を家の前まで持って行ってあげたり、ものもらいができた学生を病院に連れて行ってあげたり、挙げたらキリがないほど、温かいエピソードが満載だ。

一方、近づきがたいと思われていたチョ・インソンも、ユーモアセンスで笑いを届け、人と話すのが好きな気さくで温かい人柄。常連客が離れたくないとばかりに、チョ・インソンとの別れを名残惜しそうにしていたほどだ。主にキッチンでの仕事だったが、黙々と仕事をこなす責任感や誠実さに加え、お客さんの状況を見ながら、言われる前に取り皿を持って行ったり、ラーメンの取り分けをしてあげたり、気の利いた振る舞いも見せるなど、知られざる魅力にあふれていた。ちなみに、チョ・インソンが10日間で売ったカニラーメンは149杯(最後の社長への1杯を入れたら150杯)だった。

好評のうちに番組が終わった「気付けば社長」は、早くもシーズン2についての話題も出ており、番組の演出を手掛けたユ・ホジンPDはインタビューで「俳優たちさえ良ければ、前向きに考えたい。もし、やるならこのままでやりたい」と答えている。シーズン2の有無は絶妙なコンビネーションを見せたチャ・テヒョンとチョ・インソンにかかっているようだ。

2021.05.07