ソン・ジュンギ主演「ヴィンチェンツォ」をさらに没頭して見るための3つのポイント

▲魔性のボイス
2つ目は、聴いた瞬間に心臓をつかませるようなボイスだ。声と発音が良い俳優として知られているソン・ジュンギは、ヴィンチェンツォを通して自身の長所を十分に発揮している。

ドラマの中、イタリア語のセリフを流暢にこなす姿は彼の声をより一層引き立てていた。 弁護士のホン・ユチャン(ユ・ジェミョン)を殺害したチェ・ミョンヒ(キム・ヨジン)をコインランドリーに閉じ込め脅迫する場面では、低く柔らかいが背筋が寒くなるような声で真の恐怖が何なのか見せた。

また、バベル化学研究院の遺族の死を悲しむホン・チャヨンに無関心なように見えるが余韻の残るような声で慰め、見る人の心を感動させ名場面を誕生させた。

このようにソン・ジュンギは、時には甘く時には冷たくその場の状況に応じて声のトーンを調節し、キャラクターの深さを増している。

▲豊かなモーション

ライターでカチカチと音を出す手の動きはヴィンチェンツォのシグネチャとして主要場面ごとに登場しシーンの魅力を倍加させる。 1話のブドウ畑、4話のバーベル製作原料倉庫でライターを投げるシーンは、そのモーションだけでカタルシスを喚起させる代表的なシーンの一つだ。その他にも、ホン・チャヨンと拳で挨拶をしたり、特定の状況で親指を上げて見せる動作など、小さな動き一つで状況をより豊かに作り上げた。

無駄のないアクションに加え、感情の微妙な変化を伝える繊細なモーション演技は、見る人をソン・ジュンギ病にかからせている 。ソン・ジュンギが、残りの4話の中でどのような活躍をし視聴者に大きな楽しみをプレゼントするかに期待が高まる。

「ヴィンチェンツォ」17話は、24日午後9時から韓国で放送される。

2021.04.22