6 月 12 日(土)より、渋谷 ユーロスペースにて、「作家主義 ホン・サンス」開催

「オー!スジョン」
ホテルの部屋で恋人ヤン・スジョン(イ・ウンジュ)を待っているキム・ジェフン(チョン・ボソク)。画廊を経営する彼は、テレビ番組のディレクターのクォン・ヨンス(ムン・ソングン)と一緒に展覧会を訪れた構成作家のスジョンと出会い、恋に落ちたのだった。一方、ジェフンからの電話を自宅で受けたスジョンも、2人のこれまでを振り返っていた。
ホン・サンス監督の長篇第3作。男女それぞれの記憶をもとに出会いからセックスへと至るまでの心情と行動が美しいモノクロ映像で描かれていく。男性から見たスジョンと、自分の記憶の中のスジョンを演じ分けたのは「ブラザーフッド」(04)のイ・ウンジュ。「妻の恋人に会う」(07)のチョン・ボソク、「夜の浜辺でひとり」(17)のムン・ソングン共演。

ホン・サンス
1961年10月25日、ソウル生まれ。96年に「豚が井戸に落ちた日」で長篇デビュー。「カンウォンドのチカラ」(98)と「オー!スジョン」(00)はカンヌ国際映画祭ある視点部門に出品された。絶え間ない創作活動と、作品ごとに見せる新たな試みを続ける、世界でも稀有な監督として知られ、新作のワールド・プレミア上映は常に主要国際映画祭で行われている。「正しい日 間違えた日」(15)がロカルノ国際映画祭金豹賞(グランプリ)、主演男優賞(チョン・ジェヨン)を受賞。「夜の浜辺でひとり」(17)、「逃げた女」(20)、「Introduction」(21)はいずれもベルリン国際映画祭で銀熊賞(主演女優賞/キム・ミニ、監督賞、脚本賞)に選ばれている。

<フィルモグラフィ>
1996 豚が井戸に落ちた日 *映画祭のみ
1998 カンウォンドのチカラ」
(DVD化タイトル カンウォンドの恋)
2000 「オー!スジョン」
(DVD化タイトル 秘花〜スジョンの愛〜)
2002 気まぐれな唇
2004 女は男の未来だ
2005 映画館の恋
2006 浜辺の女
2008 アバンチュールはパリで
2009 よく知りもしないくせに
2010 ハハハ
2010 教授とわたし、そして映画
2011 次の朝は他人
2012 3人のアンヌ
2013 ヘウォンの恋愛日記
2013 ソニはご機嫌ななめ
2014 自由が丘で
2015 正しい日 間違えた日
2016 あなた自身とあなたのこと(劇場未公開)
2017 夜の浜辺でひとり
2017 クレアのカメラ
2017 それから
2018 草の葉 *映画祭のみ
2019 川沿いのホテル *映画祭のみ
2020 逃げた女 (6月11日公開)
2021 Introduction(劇場未公開)

*映画祭のみは、国内映画祭での上映のみ

「作家主義 ホン・サンス」

「カンウォンドのチカラ」
監督・脚本:ホン・サンス
出演:オ・ユノン/ペク・チョンハク
韓国 1998年/109分
原題 강원도의 힘 The Power of Kangwon Province
©MIRACIN ENTERTAINMENT CO.LTD

「オー!スジョン」
監督・脚本:ホン・サンス
出演:イ・ウンジュ/チョン・ボソク/ムン・ソングン
韓国 2000年/126分
原題 오!수정 Virgin Stripped Bare by Her Bachelors
©MIRACIN ENTERTAINMENT CO.LTD

6月12日(土)より渋谷 ユーロスペースにて公開

「作家主義 ホン・サンス」公式サイト
https://apeople.world/hongsangsoo/

「作家主義 ホン・サンス」予告編
https://youtu.be/bKzf6socDNE

©MIRACIN ENTERTAINMENT CO.LTD

2021.04.12