99ズの5人とナPDの間には食材が並べられ、間違えるごとに一つずつ奪われていくというルールだが、案の定そう簡単には成功できないのだ。間違えるたびに、家にいるようにリラックスした気分でやろうとか、誰かが間違えても攻めたりするのはやめようとか言ったくせに、間違えると、“それはないわ~”といった感じで攻めたり、どの食材を諦めるかで言い合いになったり、話すこともやることも「新西遊記」メンバーたちと似ていて、完全に「新西遊記」だ(笑)。
冷静に考えれば出てくるのに、緊張状態で写真をパッと見せられると、とっさに出てこないのがこの「人物クイズ」の面白さ。チョ・ジョンソクはチェ・ウシクの名前が出て来ず、ユ・ヨンソクもイ・ソジンの名前が出て来ないという大失態。ここでもナPDの勝ち誇ったような「テン! (不正解のブーの意味)」が響き渡った。
一つ、「新西遊記」メンバーたちと違うのは、食材を奪われるとき、99ズは小芝居をするため、ナPDが申し訳ない気持ちになるぐらい、情に訴えるのが上手いということだ。また、ピュアなのか天然なのか、「監督は忙しくないんですか? 」と突拍子もない質問をしたり、無邪気で甘えるような話し方をするチョン・ギョンホが「僕たちが正解したら、失ってしまったものを全部返してください」と無茶苦茶な交渉をするなど、「新西遊記」メンバーとは次元の違うルール破壊も。結果的に、最後のラウンドに全てをかけたメンバーたちは、その賭けに見事成功し、無事に食材をゲットした。
「新西遊記」のゲームを俳優たちがやったところで、面白さは生まれるのか? と思ったが、そんな心配は無用だった。俳優たちの意外な魅力が発見できるし、バラエティ慣れしていない分、素のリアクションが出て、いちいち面白いのだ。今後、「マフィアゲーム」、「静寂の中の叫び(伝言ゲーム)」などが続々と控えており、俳優版「新西遊記」も見どころいっぱいの魅力的なコンテンツだ。