『野球少女』世界最注目の“propaganda”が手がけた韓国版ポスターが到着 「イ・ジュヨンの表情とポーズがとても良かった」特別インタビュー同時解禁

到着した10点のポスターは、ボールを拾い上げ、グローブの中で二本の指を立てているものや、振りかぶって投げる瞬間、固くボールを握ってキャッチャーを見つめる背中のカットがとらえられている。そして、ユニフォーム姿で太陽の光を受けている野球少女の内なる決意が感じられる3つのポスターが並んでいる。キャッチャー視点でマウンドのスインをとらえるユニークな1枚やイ・ジュヨンの引きのあるショットに加え、天才野球少女の葛藤が垣間見える瞬間も含まれている。

ポスターの解禁に合わせて、特別インタビューに応じたチェ・ジウン氏が所属する“propaganda”は、BTSのライブツアー映画や韓国版『溺れるナイフ』のポスターなどを手掛け、今最も注目されているクリエイティブ集団だ。
これまで手掛けたポスターの評価について問いかけると、「私が作ったポスターは全て誇らしく、愛おしい。中でも特に『Worst Woman(英題)』(16・未)のポスターが好評だった」という。『野球少女』と異なるアプローチで制作された同作のポスターは、「夏に韓国でよく目にするノウゼンカズラの花がポスターに登場するが、夏になるとノウゼンカズラの前で風船ガムを膨らませて、ポスター写真の俳優ハン·イェリさんと同じポーズで撮った写真をSNSで多数見かける。人々の記憶に長く残り、愛されるポスターを作った時が一番幸せだ」とSNSによって瞬く間に拡散したと振り返る。

“propaganda” 『Worst Woman』: (c) CGV ARTHOUSE & PROPAGANDA All Rights Reserved.

 

propagandaのポリシーについて尋ねると、「最も大事なのは、ポスターでその映画を観たいと思わせることだ」という。「観客を誘惑して映画館に足を運んでもらう、いい意味での「宣伝、扇動」という思いを込めて『propaganda』という名前を使うようになった」と社名の由来を明かしてくれた。
「ポスターはポスターそのものとしての美しさも持っていなければならない」と考えるpropagandaの将来は、「映画を愛する全ての人の家に、私たちが作った映画のポスターが一枚ぐらいかかっていること」と映画愛溢れる言葉で結んでいる。
あきらめない。何があっても。プロを夢見る天才野球少女の挑戦が、新任コーチとの出会いで大きく動き出す。

『野球少女』は、3月5日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー。


監督・脚本:チェ・ユンテ

出演:イ・ジュヨン「梨泰院クラス」イ・ジュニョク「秘密の森」 ヨム・ヘラン「椿の花咲く頃」 ソン・ヨンギュ「エクストリーム・ジョブ」

2019年/韓国/韓国語/105分/スコープ/5.1ch/英題:Baseball Girl /日本語字幕:根本理恵 配給:ロングライド
© 2019 KOREAN FILM COUNCIL. ALL RIGHTS RESERVED 公式サイト:longride.jp/baseballgirl/

2021.03.01