◆物語のキーパーソンである、緑豆将軍チョン・ボンジュンを演じたチェ・ムソンさんと共演してみていかがでしょうか?
チョ・ジョンソク:チェ・ムソン先輩と一緒に演技をする時は、湧き上がった力が押し寄せてくるのを感じました。短いセリフだけでも胸がえぐられるような重みを感じるのですが、ペク・イガンを演じながら大きく心を動かされる瞬間がいくつもありました。
◆もし平和な世の中だったらイガンとイヒョンの未来はどう変わっていたと思いますか?
チョ・ジョンソク:あまりにも平和だったと思います。実際、平和な世の中であればどんな人でもきっと幸せだと思います。お互いに銃口を狙うのではなく、手を取り合って歩む姿を想像したら、おのずと口元に微笑みが浮かんでしまいますよね。多分ペク・イガンはそんなことを夢見ていたのではないかと思います。
◆ソン・ジャインを演じたハン・イェリさんと共演してみていかがでしたか?
チョ・ジョンソク:「緑豆の花」でご一緒する前からハン・イェリという俳優が好きでした。一緒に演技をしてみると、感情の幅が大きくて細やかな表現をする俳優だと感じました。内在するエネルギーを放出しなければならない時は、爆発させるがごとく注ぎ、耐えなければならない瞬間には繊細に抑えるんですよ。
◆ジョンソクさんの中で印象に残っているシーンを教えてください。
チョ・ジョンソク:思い浮かぶシーンはたくさんありますが、特にブランコのシーンが一番印象深く記憶に残っています。そのシーンの中の2人の姿と、お互いに与えられた運命を生きていこうとする状況に胸を締め付けられましたね。
◆歴史上の出来事をモチーフにした時代劇を演じる上での難しさはありますか?
チョ・ジョンソク:「緑豆の花」は史実をベースにしていますが、“ペク・イガン”は架空の人物です。この部分から来る悩みもありましたが、想像できる幅を広げて、精いっぱいの想像力で、歴史的な瞬間のある人物を作り出し、表現できたことがとても面白く感じました。また、今まで扱ったことのなかった東学農民革命という重大な歴史を扱ったドラマの主人公として演技することができてとても光栄ですし、祝福だと思いました。
◆ドラマや映画、ミュージカルなどジャンルを問わず大活躍されていますが、演じた役から早く抜け出せるほうでしょうか?また、様々なキャラクターを演じる上でのジョンソクさんならではのコツがあれば教えてください。
チョ・ジョンソク:キャラクターからすぐに抜け出せる方ですし、特別なコツはありません。以前、舞台の上で公演をしていた時はキャラクターから抜け出すのにちょっと長く時間がかかっていましたが、徐々に時間を重ねて年を取るにつれ、キャラクターに深くはまった分、すぐに抜け出せるようになりました。
◆本作の見所を教えてください。
チョ・ジョンソク:「緑豆の花」は絶対に忘れてはいけない東学農民革命という実際の出来事をベースに描いた物語で、そこに架空の人物を加え、ドラマの面白さを付け加えました。特に、この時代を生きたであろう異母兄弟の物語に深く共感していただけると思います。
◆日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。
チョ・ジョンソク:新型コロナウィルスによって苦痛を感じ、以前とは異なる生活を送っているという部分において、とても心が痛みますし心配が絶えません。僕も「賢い医師生活」以降、少し休息期間を送っていますし、そんな中で一人の子供の父親になりましたが、時間が流れいろいろなことを経験しているうちに、ファンの皆さんに対する気持ちと感謝をより大きく感じています。今は他のことよりもファンの方々の安否をお伺いしたいですし、僕たちがまた会える日まで健康でいらっしゃることをお祈りしています。
「緑豆の花」
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DVD-BOX3 2021年2月3日(水)発売
各¥14,400 +税
発売・レンタル販売元:PLAN Kエンタテインメント
セル販売元:ハピネット・メディアマーケティング
© SBS
公式サイト:https://culture-pub.jp/midori/
予告編:https://youtu.be/Bd2Qd-yDy7g