まず、シン・ハギュンの深く暗い瞳が好奇心を刺激する。彼が演じるイ・ドンシクは、恐ろしいものがない刑事だったが、今では郊外の交番で雑用を引き受けている人物。20年前に自身の人生を根こそぎ変えた稀代の連続殺人事件と再び向き合い、人生が激しく揺れ動く。冷たく沈んだ目の中に流れる湧き上がる感情が何か分からない危険さを加えて恐怖心を誘発する。これに「怪物、私か、お前か？」という意味ありげなフレーズが、イ・ドンシクの複雑な内面と秘密を暗示して好奇心を刺激している。
エリート刑事ハン・ジュウォンとして強烈な演技の変身を予告したヨ・ジングも視線を奪う。真実を追跡する鋭くしっかりした目つきは、心の奥深くまで入り込むハ・ジュウォンの活躍を期待させている。秘密を抱えてマニャ交番にきた彼は、「怪物よりも怪物」らしいパートナーのイ・ドンシクに会って渦に巻き込まれる。「私たちは、怪物か？」というフレーズは、ふたりの男が追いかけている実体が何なのかに対する関心を高めている。
「怪物」の制作サイドは、「ワンカットの目だけで物語を表現するシン・ハギュンとヨ・ジングの存在感がすごい。『怪物』は、事件の背後に隠された人間の多面性を緻密に追いかけるため、息を合わせるのが何より重要だ。演技派のふたりの俳優のシナジーが心理追跡スリラーの真髄を披露する」と伝えた。
JTBCの新金土ドラマ「怪物」は、2月に韓国で初放送される。
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