ところが返り討ちにあってしまい、失敗…。でも、大きな笑いはとったので、「悔しさ、怒り、羞恥心」でお馴染み、黒歴史キャラのジェイらしさがよく出ていた。
最後にリーダーのジョンウォンが、くすぐり我慢の特技を披露。鼻や耳の周り、さらに腕や脇などをこちょこちょされたが微動だにせず、ここでも冷静沈着な姿を見せた。
そうして個人の魅力をアピールした後は、グループとしての魅力も発揮。ニキとヒスンが「週刊アイドル」でぜひやってみたかったという2倍速ダンスにも挑戦した。しかも、曲は先輩である「BTS(防弾少年団)」の「Dynamite」。
ウニョクが「2倍速なのに、ぴったり合っている。若いからなのか、ダンスを踊っても安定的」と絶賛するほど完璧なパフォーマンスを見せた。
他にもソンフン、ソヌ、ヒスンの「オットケソング(愛嬌ソング)」や、動物の着ぐるみを着た姿でキュートさを爆発させたメンバーたち。見ているだけで、ほのぼのさせられるビジュアルだった。
そんな中、唯一の日本人メンバー、ニキが大活躍したのが倍速で流れる曲を当て、ダンスまでちゃんと踊れたら成功という「K-POP倍速クイズ」コーナー。番組を通して、ニキが話すシーンはあまりなかったが、パフォーマンスをするシーンだけはたっぷりオンエアされた。
「BTS」、「SEVENTEEN」、「TOMORROW X TOGETHER」、「SHINee」、「NCT127」などの曲が出題され、ほとんどの問題にニキが絡み、ダンスまで完璧に披露したのだが、その流れをウニョクが手助けしたのも大きかっただろう。ウニョクが「ニキが分かっていそうだけど、答えは?」と答えやすいように振ってあげたり、「ニキには出演料をもっとあげて」と言ってダンスを大絶賛したり。そのおかげで、ニキの見せ場ができたと言っても過言ではない。
「ENHYPEN」がK-POPの先輩と絡むバラエティは初めてだったので、リアリティ番組「ENHYPEN&Hi」(mnet)とはまた違い、純粋で初々しい感じがよく出ていた。ともあれ、メンバーそれぞれが魅力を発揮し、「ENHYPEN」のバラエティデビューは大成功だった。