「インタビューNO1」注目の俳優ソン・ガン、Netflixドラマ「Sweet Home -俺と世界の絶望-」について語る

Q.完成した「Sweet Home」を見てどうだった? 

8か月間、作業してきたドラマなので深い愛着があります。ドラマを見ながらたくさんの思い出が浮かんできました。非常に愛着があるし、僕があんなふうに演じたんだな、あんな表情をしたんだな、と思ったりして楽しかったです。

Q.「恋するアプリ」や「悪魔がお前の名前を呼ぶ時」のイメージとは180度違うキャラクターだがそれに対する満足度を点数で表すと? 

75点くらいかな。ヒョンスに対する変身の悩みは多かったんですが、現場で監督が助けてくださったってこともあるし、総合的に75点くらいです。

Q.原作とヒョンスの性格が少し違うが、演じながら強調したかった部分は? 

ヒョンスが引きこもりなのでこじんまりしていなければなりませんでした。もさっとした髪の時は肩を縮こまらせて首を下げて、より小さく見せるようにしました。僕の中で一番内向的な姿を引き出そうとしたんですが、今考えてみると、もう少し内向的にしたらよかったんじゃないかと、少し残念に思いますね。ドラマを撮影しつづけながら成長したので、その時撮ったものを見ると、そういう残念に思うところが出てきます。

Q.CG撮影は難しくなかったか? 

映像でだけ見ていたクロマキー合成を実際にするというのが面白かったですね。一人で演じなければならないので、ものすごく集中しようと頑張りました。ヒョンスと幻のヒョンスとの呼吸や感情はどういうものかとたくさん考えました。モンスター化した後の瞳はCGで、口角は演技です。より邪悪に見えるように、最大限口が裂けるような表情を練習しましたね。

Q.ヒョンスとのシンクロ率が高いという反応を得たが…

台本を見るとヒョンスの感情が響いてくるんですよ。特にダークな面がそうでしたね。僕と似ている面が多いなと思いました。シンクロ率が平均以上にはなるかなと思いましたよ(笑)。

Q.脚色の過程でヒョンスが変わっていったが…

ヒョンスの意一番大きな部分は、いじめられっ子からだんだんと正義感に燃えて住民たちを守らなきゃいけないという考えが大きくなっていくところで、その部分をしっかり表現しようとしました。脚色はドラマだけの魅力があると思い、満足して撮影に臨みました。

Q.「こんなイケメンのいじめられっ子がいるか」という反応もあったが…

ありがたいですね。監督も最大限、かっこよさといった外面的な部分を消さなきゃいけないとおっしゃっていました。そういったディレクティングに合わせて頑張りました。

Q.エンディングでは健康そうな感じだったが、対比するビジュアルを考えて調整したのか? 

そういう準備はしませんでした。もさもさ頭の時は肩をすぼめて、短い髪になってから胸を張りました。でも撮影中に体重が減りましたね。始めた時は70kgだったんですが、65kgまで落ちたんですが、体力的に大変だと感じたことはないんです。感情をどう表現するか考えてばかりいたので、体力的なつらさはあまり感じませんでした。

Q.ヒョンスの欲望は何だったんか、なぜモンスターに蚕食されなかったと思うか? 

子どもたちに会って、ヒョンスの過去を思い出しながら少しずつ生きようという欲望が出てきたんです。グリーンホームの住民と暮らしながら、生きよう、守ろうという欲望に変わったのではないかと思います。幻のヒョンスの存在から自分自身を守りたかったんじゃないでしょうか。

「インタビューNO2」に続く

WOW!Korea提供

2020.12.24