10月29日(木)に放送された「シックスセンス」(tvN)第8話最終回にもゲスト出演したチャ・テヒョン。収録日基準で、第5話まで全て見たというぐらい番組のファンで、ユ・ジェソクに自ら出たいとアピールし、出演が実現したとか。この番組は、女性レギュラー陣の個性が強く、キャラ渋滞していて、女子会のようなノリが一つのウリ。これまで男性ゲストは押され気味で、これといった見せ場は少なかったが、チャ・テヒョンだけは違った。歴代ゲストの中で、一番よくしゃべると言われ、最初から番組レギュラーだったように馴染む空気感を出し、適応力のすごさを見せた。
しかも、チャ・テヒョンの魅力でもあるストレートで飾らない物言いも、絶妙なところをついていて面白かった。特に、Jessiとのやり取りが絶妙だったし、最終回で名残惜しむメンバーたちに、「俳優たちは作品が終わったら、それで終わり。“すっきりしているけど名残惜しい”と言う人がよくいるけれど、ただただすっきりだよ」と感動的な雰囲気に水を差し、その場を笑いに変えた。ユ・ジェソクから「ゲストならゲストらしくして、帰って」と言われたが、すっかり6人目のメンバーと化していた。
3カ所の飲食店のうち、偽物1カ所を見分ける推理も見事に成功。偽物店の社長と制作陣が、一瞬困ったようにアイコンタクトをしていたのを見逃さなかったというチャ・テヒョンは鋭い洞察力も発揮。推理に成功したJessiと共に大喜びし、幕を閉じた。
なお、この日の視聴率は番組最高となる平均3.3%、瞬間最高4.4%を記録(ニールセンコリア調べ)。チャ・テヒョンの大活躍もあり、有終の美を飾った。
韓国では、俳優が映画興行で1000万人を動員することがステイタスのように、“1000万人俳優”などと言われたりするが、チャ・テヒョンも映画「神と共に 第一章:罪と罰」でれっきとした“1000万人俳優”だ。それにもかかわらず、芸人顔負けの笑いのセンスで、バラエティにも引っ張りだこ。マルチな才能を発揮する稀有な存在だ。