中国共産党機関紙人民日報の姉妹紙である環球報道は、前日掲載したBTS関連の記事をホームページから削除した。前日環球時報は、「BTSの受賞のコメントが中国のネットユーザーの怒りを引き起こした」という記事を出して批判世論を煽った。
これに対して一部では、「中国内BTS非難世論が1日で和らいだ」という分析も出ている。しかし、当局の鎮火にも中国のネットユーザーの怒りは現在進行形であることが分かった。

13日午後3時基準のウェイボ（中国版ツイッター）でBTSを検索すると、BTSを非難するスレッドが「30秒前」、「45秒前」などで見られる。ネットユーザーがリアルタイムでBTSを攻撃しているという意味だ。
あるネットユーザーは、「BTSのフォンケースをもっているという理由で無差別暴行された」と訴えた。このネットユーザーは、BTSフォンケースをもって歩いているとある市民から暴行され、足の骨を骨折して顔面にひどい傷を負ったと主張した。
この記事に「まだBTSが好きだなんて...殴られてもしかたない」というコメントがつくなど、中国のネットユーザーはまだ怒りを消せずにいる様子だ。

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