韓国時代劇の傑作を紹介するシリーズの2回目。『善徳女王』は朝鮮半島初の女王の誕生を大胆に再現しており、『王女の男』は政争に翻弄される男女の禁断の愛を描いた名作である。
『善徳女王』
古代の三国時代に新羅(シルラ)に誕生した女王の波瀾万丈の人生を描いている。ドラマの前半は主人公トンマンが、強力な力を持つ女性政治家ミシルと対決し、立派な女王になるまでが描かれている。このミシルに扮したコ・ヒョンジョンの妖艶な演技が大評判となった。ドラマの後半は、女王になったトンマンとピダムの悲恋に焦点があてられた。さらに、ドラマで再現される新羅の絢爛たる文化も見どころの1つだった。古代のロマンにあふれた作品で、韓国時代劇になじみがない人も大いに楽しめる。
放送日/2009年5月25日~2009年12月22日
放送局/韓国MBC(全62話)
演出/パク・ホンギュン、キム・グンホン
脚本/キム・ヨンヒョン、パク・サンヨン
出演(役名)/イ・ヨウォン(トンマン、後の善徳女王)、コ・ヒョンジョン(ミシル)、オム・テウン(キム・ユシン)、キム・ナムギル(ピダム)、パク・イェジン(チョンミョン)
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