ソヒョンさんの両親は大韓航空に勤め、母親も大統領専用機の客室乗務員出身。しかし両親ともに夢半ばで大韓航空を去り、その後は苦しい生活を強いられたことから、悩み苦しんだソヒョンさんは両親を想い「大統領専用機」を選択してチョン・テセに別れを告げるのだった。
しかし、別れの言葉に納得できないチョン・テセ。ソヒョンさんも「嫌いになった」という言葉とは裏腹に、チョン・テセを愛し続けていた。自分の気持ちに正直になろうと決意したチョン・テセはソヒョンさんにプロポーズ。「殴られて歯が折れても、骨折してもいいから、お母さんに会わせてほしい」と思いをぶつけた。
チョン・テセの言葉を受け止めたソヒョンさんも決心し、母親と出かけたタイ旅行中に「付き合っている人がいる」と打ち明けた。相手は「チョン・テセ」と聞いて驚く母親だったが、帰国の空港に出迎えにきたチョン・テセと初対面した母親は、2人に「結婚しなさい」と声をかけた。「人の外見は美しく着飾ることができるけど、後ろ姿と歩き方は嘘をつけないから…」と話すソヒョンさんの母親は、チョン・テセの”後ろ姿”を見て「そう感じた」と当時を振り返った。
北朝鮮代表、Kリーグなど様々な場所で経験を積んだチョン・テセは再びJリーグに戻り、現在はアルビレックス新潟でプレーしている。幼少期を山形県で過ごし、日本語も堪能なソヒョンさんは、日本で活躍する夫チョン・テセを支え続けている。
WOW!korea提供