“女性嫌悪騒動”の渦中にいる韓国の漫画家ギアン84に、連載中の「復学王」の連載中断を求めるNAVERユーザーの署名が、NAVERウェブトゥーン本社に届けられた。
基本所得党のジェンダー政治特別委員会、漫画界性暴力対策委員会など8つの団体は19日午後2時、キョンギド(京畿道)ソンナム(城南)市のNAVERウェブトゥーン本社で「“女性嫌悪王”ギアン84、NAVERウェブトゥーンはヘイト商売を中断しろ」という記者会見を開いた。
参加者は本人たちの署名と、14日午後から18日午後4時半までに集まった1167人の署名、連載中止の要求案をNAVERウェブトゥーン本社に提出したことを明かした。この他にも「女性嫌悪やマイノリティーを侮辱する漫画に対する処罰」と「女性嫌悪・マイノリティー卑下の掲載禁止条項の新設」を要求した。
シン・ジヘ基本所得党代表は記者会見で「ギアン84の作品で繰り返される“女性嫌悪騒動”を放置するのは、韓国社会において性暴力を容認するシグナルとして作用する可能性がある」と主張した。
ソン・スヒョン漫画界性暴力対策委員代表は「NAVERは自社で扱う作品の作家に対して定期的・具体的な倫理・性認知教育を実施しなければならない」とし、「また作品で社会的弱者を嫌悪する内容があった場合、編集部で修正・修正勧告を行わなければならない」と強く主張した。
今回の騒動は11日にNAVERウェブトゥーンで公開された「復学王」304話をきっかけに始まった。女性主人公で“ギアングループ”でインターンをしているポン・ジウンは、飲み会でお腹の上に回をのせて割ったあと、40代の独身チーム長から正社員として採用されるという流れが描かれていた。
2人は最後に恋人関係に発展するが、一連の流れが能力不足のポン・ジウンが、独身チーム長と不適切な関係を結んだ結果、正社員になったようにも分析できるという点から“女性嫌悪”騒動に発展した。これまでにもギアン84は、聴覚障がい者や外国人労働者卑下を指摘されたことがあった。
WOW!korea提供