そして、仕事については“映画俳優”という職業に100%満足しているというチョン・ウソン。「映画の仕事というのは人間、関係、人間性、さらに社会について考える仕事。そういうことを絶え間なく考え続けながら、愛されることができる職業というのが大きな幸運。後悔したことはない」と満足感を示しながらも、「またやりたいとは思わない」とも。多大な影響力を持つため、重圧、責任感が伴う分、負担も感じると率直に打ち明けた。
チョン・ウソンにとって、“映画俳優”という仕事は天職にも感じられるが、本人は「分からない」と。何も分からず、右往左往しながら飛び込んだので、時間が経って天職になったのだと。そして、“映画俳優”という仕事を“夢”と定義付けし、「映画や映画俳優は、遠い夢のように感じられるかもしれないけれど、映画で表現するのは僕たちの日常の断片。ある意味、僕たちの日常が夢なのではないか。映画は日常をキラキラと、価値のあるように映像化させる職業だと思います」と表現した。
いわゆる“スター病”になって他人に迷惑をかけないよう、注意をしているというチョン・ウソンの仕事に対する真摯な姿勢が話の節々に垣間見られた。
さらに、トークの後のクイズでは、早押しクイズではないのに、出題の途中で正解を当てた後、MCのユン・ジェソク、チョ・セホとの記念撮影では、2人の身長に合わせるように、自然にかかんでポーズをとるなど、最後までダンディでスマートだった。