しかし、デチョルの後ろにはドチャンがいるという事実を知ったムン・サンボム(ソン・ジョンハク)署長とナム・グクヒョン(ヤン・ヒョンミン)チーム長は、極秘に動き始めた。まず、シム・ドンウク(キム・ミョンジュン)のパソコンからデチョルのアリバイ映像を探し出したグクヒョンは、これをサンボムに報告。この映像を見たことがなかった2人だったが、浮かびあがる過去は予想もできないものだった。事件当時、宅配会社から映像を受け取ったチャン・ジンス(ファン・テグァン)刑事が「デチョルが犯人である確立はほぼゼロです」と報告していたということ。これを検察に移した人物もサンボムだったのだ。検察と警察が組織的に真実を隠蔽していたことが明らかとなった。
グクヒョンも、恋人チョン・ユソン(アン・シハ)を利用してドチャンを揺らした。ユソンはデチョルが無罪で釈放されれば、死んだ夫チャン・ジンス刑事の殉職が取り消される可能性もあるとして「刑事が何ですか?死んでまで刑事でいたいと思うほど、そんなにも素晴らしいものなのですか?」と心情を吐露した。
5年前の事件の有力な容疑者ジョンテは、ユ・ジョンソク(チ・スンヒョン)、ユ・ジョンリョル(チョ・スンヨン)兄弟というキーを握っていた。ジョンテは、ジョンリョルが国会議員になるのを助け、これに国内屈指の金融会社も放棄した事業を仁川第一信託がものにした。ジョンテは、法務部(法務省に相当)長官候補の検証聴聞会に出席し、「万一、正当化できない方法がたった一つでもでてくれば、全ての事業を放棄します」と宣言。ジョンリョルの清廉潔白を示すように見られたが、これは実際、いつでも利権を放棄して彼らを追い詰めることができるというプレッシャーでもあった。
紆余曲折の末に開始された1次公判は、デチョルに有利に動いた。当時の捜査では排除された関連人物たちがデチョルに対する新たな証言をし、ドチャンは内部でのみ知り得る証拠を提出。ただし、検事側からはジョンテのケースのように、デチョルのアリバイ映像についても操作の可能性が提起された。また、1次公判後ジョンソクはソヒョンを利用してジョンテに不利な記事を流し、「守らなければならない線を超えるな」とジョンテを圧迫。ドチャンとジヒョクは新たな手がかりを確保した。事件当日、現場近くでジョンテが違法Uターンをして交通違反の切符をきられたというもの。ジヒョクは、彼が現場にUターンした理由について「何か重要なものを現場に落としたんだ」とし、それをオークションで落札した時計だと推測した。
WOW!korea提供
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