◇MBC「ミス・リーは知っている」、チャンスと危機の間
MBCは今月1日に終了した「コンデインターン」の後続として4部作の「ミス・リーは知っている」を編成し、今月8日に放送がスタートした。「ミス・リーは知っている」は建て替えマンションで起こった疑問の死にまつわる容疑者を追跡し明らかになる、人間の欲望と真実を扱うミステリー事件ドラマだ。女優のカン・ソンヨンと俳優のチョ・ハンソンが出演し話題を集めた。
しかし「ミス・リーは知っている」は8日の放送で4.2%の視聴率を記録し、前作の「コンデインターン」が最終回で記録した6.2%の視聴率より多少下落した数値を見せた。さらに9日に放送では2.9%の視聴率を見せ、放送初週からやや伸び悩んだ様子を見せている。4部作で企画されたため、16日には放送終了を迎える状況で、持ち直しに機会を狙えるかがカギとなる。
特に「ミス・リーは知っている」の視聴率の成績は後に放送される「十匙一飯」にも影響を与えるため、さらに関心が注がれる。「十匙一飯」は有名画家の数百億台の財産をめぐる人々の熾烈な頭脳戦を描くミステリー追跡ドラマ。今月22日に放送を控えている状況で「ミス・リーは知っている」が「十匙一飯」にどうバトンタッチして終了するのかが要である。
◇JTBC、「夫婦の世界」シンドロームの再燃なるか
これに先立ち、JTBCは新型コロナウイルス感染症の影響が長引いていることを受け、ドラマ編成の日程を変更した。これに4月27日に初回放送される予定だった「模範刑事」が7月6日に、5月中に放送される予定だった「優雅な友達」が7月10日に編成を変更した。ここに水木ドラマ「私たち、愛したでしょうか」が今月8日に初回放送され、JTBCは週に相次ぎ3本のドラマを披露することになった。
先月30日に終了した「夜食男女」の後続として6日に初回放送された「模範刑事」は、真実に近づこうとする者と隠ぺいしようとする者の対決を描いたリアルな刑事たちの世界を描いたドラマだ。ソン・ヒョンジュやチャン・スンジョが主演を務める。「私たち、愛したでしょうか」は14年目の“生計型一人暮らし攻防”シングルマザーの前に、悪いけど惹かれるヤツ、気難しいけどすごいヤツ、若いけどときめくヤツ、怖いけどセクシーなヤツが現れ繰り広げられるロマンスを描いたドラマだ。ソン・ジヒョ、ソン・ホジュン、ソン・ジョンホ、ク・ジャソンが出演している。
視聴者たちが最も期待するドラマは当然「優雅な友達」だ。「梨泰院クラス」や「夫婦の世界」などを相次ぎヒットさせたJTBC金土ドラマの新作として登場した「優雅な友達」はユ・ジュンサン、ソン・ユナ、ペ・スビン、ハン・ダガム、キム・ソンオ、キム・ヘウン、チョン・ソギョン、イ・イネ、キム・ウォンヘ、キム・ジヨンなど華やかなキャスティングを誇り、期待を集めた。
「優雅な友達」は突然の友人の死で平和な日常に亀裂が生じた20年来の友人たちとその夫婦の物語を描いたミステリードラマだ。「品位のある彼女」、「SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜」、「夫婦の世界」などミステリードラマで強みを見せてきたJTBCの金土ドラマが「優雅な友達」を通じて、「夫婦の世界」シンドロームに匹敵するヒットを生み出せるのか、期待が寄せられている。
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