【情報】BTSのRMも“枕元に”と話題! 韓国のベストセラーエッセイ『死にたいけどトッポッキは食べたい』が早くも10刷増刷!累計6万部突破

1月22日(水)に光文社より発売された、韓国の大ベストセラーエッセイ『死にたいけどトッポッキは食べたい』。「気分変調症」に悩む著者の等身大の言葉で綴られ、「なんとなく不安」な気持ちに寄りそってくれる一冊として20代~30代の女性たちから注目を浴び、さらに10刷5,000部の増刷が決定しました。6月18日(木)出来の重版で累計63,000部を記録します。

また、世界中で爆発的な人気を誇る、韓国のヒップホップアイドルグループ「BTS」(防弾少年団)のメンバーで、読書家としても知られる「RM」の部屋の枕元に置いてあったことでも話題に。HMV&BOOKS onlineの「BTS(防弾少年団)愛読書&関連本まとめ」でも紹介されています。
https://www.hmv.co.jp/news/article/1904161038/

【内容紹介】
なんとなく気持ちが沈み、自己嫌悪に陥る。ぼんやりと、もう死んでしまいたいと思いつつ、一方でお腹がすいてトッポッキが食べたいなと思う…。気分変調症(軽度のうつが長く続く状態)を抱える女性が、精神科医とのカウンセリングを通して、自分自身を見つめ直した12週間のエッセイ。韓国で200冊限定の自費出版から異例の大ヒット、若い世代を中心に40万部を超えるベストセラーに! 人間関係や自分自身に対する不安や不満を抱え、繊細な自分自身に苦しんだ経験のある、すべての人に寄り添う一冊です。

【目次】
はじめに 特に問題があるわけでもないのに、どうしてこんなに虚しいのだろう
1章 なんだか、ちょっと憂鬱で
2章 私って、ひょっとしたら虚言症かも?
3章 私が私を監視する
4章 特別になりたい気持ちはそれほど特別ではなくて
5章 自尊感情という奴
6章 私が私を知るためには、どうすればいいのでしょう?
7章 決めつけて、断定して、失望して、離れる
8章 ついに、薬物の副作用
9章 度が過ぎた容姿コンプレックスと演技性人格障害
10章 どうして私が好きなの? これでも? これでも?
11章 私は可愛く見えないのです
12章 心の底で
おわりに 大丈夫、影のない人は光を理解できない
ドクターからの言葉 不完全が不完全に
付録散文集 憂鬱さの純粋な機能

【「はじめに」より】
「幸せになりたいなら、次のようなことを怖れず、真正面から受け入れよう。私たちは常に不幸であり、私たちの悲しみや苦しみ、そして怖れには常に相応の理由がある。これらの感情を切り離しては、考えることなどできない」――マルタン・パージュ『ある完璧な一日』
ここに引用した一文は、私が最高に好きで、共感する文章の一節だ。我慢できないほどつらい時も、友だちの冗談に笑ったり、そうしながら心のどこかで虚しさを感じ、それでいてお腹がすいたからと、トッポッキを食べに行く自分が可笑しかった。ひどく憂鬱なわけでも幸せなわけでもない、捉えどころのない気分に苦しめられた。これらの感情が同時に起きるということを知らなかっただけに、なおさらつらかった。(中略)
この本は気分変調性障害(ひどい憂鬱症状を見せる主要憂鬱障害とは違い、軽い憂鬱症状が続く状態)にかかった私の治療記録をまとめたものだ。個人的で、くどくどした話でいっぱいだが、暗い気持ちを解きほぐすだけではなく、私に起きた具体的な状況を通して根本的な原因を探し、健康的な方向に向かうことに重点を置いている。
私のように表面的には元気に見えて、内側に膿を抱えているような、中途半端な人々が気になる。世間はとても明るい部分や、ひどく暗い部分にだけ注目しているようだ。私の憂鬱を理解できなかった周囲の人々のことを思い出す。いったいどんな姿でどんな状況だったら理解してもらえるのだろうか? いや、そもそも理解の範疇に入るのか? できればこの本によって「私だけじゃなかった」、あるいは、「世の中にはこんな人もいるんだ」ということを知ってもらうことができたらと思っている。

【著者プロフィール】
ペク・セヒ
1990年、韓国・ソウル生まれの女性。文芸創作学科を卒業した後、出版社で5年間勤務した。10年以上、気分変調症(軽度のうつ病)と不安障害を持ち精神科を転々とし、2017年に通いだした病院で薬物治療と相談治療を並行している。一番好きな食べ物は、トッポッキ。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Instagram @sentido90

【書籍詳細】
書名:『死にたいけどトッポッキは食べたい』
著者:ペク・セヒ
訳者:山口ミル
発売:光文社
発売日:2020年1月22日
定価:本体1,400円+税
判型:四六判ソフトカバー

2020.06.17