■作品について
ソヘ:タイトルどおりチキンがたくさん出てくるので見たら食べたくなるはずです。
ソンホ:出演者は同年代が多いんです。若者たちが集結した作品なので、若者のエネルギーを感じられると思います。
ウジェ:ソヘさんも言いましたが、ドラマのタイトルを見てチキンがメインだと思われるはずです。ですがチキンが中心というより、それぞれが抱える問題を克服していくことが、ストーリーの中心になっています。皆さんが勇気と希望を持てる心温まるドラマに仕上がっています。
■演じた役柄について
ウジェ:アンドリューはホームレスとして生きています。見た目もみすぼらしく、どん底にいる状態です。ですが本来の性格は傍若無人で気難しくて偉そうで、いつも相手を下に見ています。その二面性の演技を求められました。後半ではシェフとして復活します。見た目は完璧で相変わらず無愛想ではあるのですが、彼が持っている人間的な隙のある姿も表現しました。
ソヘ:私の場合は役のボアと性格や共通点がたくさんありました。ボアと同じように頼れる人もいますし、仲間と過ごすのが好きな点も似ています。ボアの将来の夢は漫画家で絵を描くシーンも多かったので、絵の練習が必要でたくさんしました。
ソンホ:チェゴは大企業を辞めて、夢であるチキン店を開業します。だからとても勇気のある人物だと思いました。僕もそんなチェゴに近づけるように、自分の過去を見つめ直したりもしました。また、チェゴは周りにいる人たちに対してとても気配りができます。その、彼の“温かさ”をどう表現しようか苦労しました。
■演じた役と実際の自分と比較して
ソンホ:僕は物心ついた時から人を気遣いながら生きていこうと決めていました。
周囲の人たちへの気配りを忘れないよう、いつも心掛けながら生活しています。
そういう性格はチェゴと似ています。
ウジェ:アンドリューも僕と同じく自分だけの領域や空間を持っている人物です。それ以外は全く似ていません。どなったり人を見下したりするところは僕とは違いますね。ですが 本当は思いやりのある人物です。
ソヘ:ボアは頼れる人たちが限られていて、その人たちとばかり過ごします。遠出することもなく地元の仲間たちと楽しく過ごす生き方が私と似ています。違うところは、ボアには夢があっても現状の中で流れるままに身を任せてしまうタイプです。ですが、私にはやりたいこともあるし、そのために悩み努力しています。
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