「ザ・キング」、あまりにも期待が大きかったか?…相次ぐ不評を克服できるか

大韓帝国最年少の首相を演じるチョン・ウンチェは、相変わらず進歩のない演技力で劇への集中を妨害した。チョン・ウンチェの私生活に関する問題もアキレス腱となった。チョン・ウンチェが歌手チョン・ジュンイルと10年前不倫関係だったという事実が、「ザ・キング」放送直前に再び浮上したからだった。特に、チョン・ウンチェがチョン・ジュンイルが既婚男性であることを知らなかったという主張と知りながら会っていたという主張が食い違って波紋はもっと大きくなった。またチョン・ウンチェは以前、日本俳優加瀬亮との不倫説も浮上したことがある。

演出も滑らかでない。平行世界という少し難しいテーマを映像に移すのが重要だが、ストーリーへの理解を妨げる未熟な編集のため、視聴者の「内容が判断できない」という反応が溢れた。

加えて製作スタッフは、映像に日本の皇室の紋様と推定されるシーンが出たり、イントロに大韓帝国の昔の姿に日本の寺院が出るというミスがあった。特にイントロに登場する寺院の正体は、奈良県の東大寺内にある「大仏殿」で、画面の塔は奈良県の興福寺にある「五重の塔」とそっくりだった。

これに対して制作会社は、公式的立場を通じて「(ドラマの)大韓帝国の皇室紋様は国会や行政府が皇室を中心とする立憲君主制を表現するために「二重のスモモの花」模様にデザインされた。日本の皇室の紋章とは全く無関係だ」と強調しながらも「デザインする過程で細かい部分まで気を遣うことができなかった点は、理由如何を問わず明白な製作スタッフの過ちであり、心からお詫びする。タイトルデザインを直ちに修正し、既に放送された部分も再放送、VODサービスなどは入れ替えるようにする」と謝罪した。

放送2回でストーリーから演出、出演者まで問題となった「ザ・キング」が、視聴者の共感を得て好評を得ることができるか、キム・ウンスク作家はその位置を守り切ることができるか。
「ザ・キング」は、毎週金曜日と土曜日午後10時から韓国で放送される。

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2020.04.25