ジコ(ZICO)が作り上げた“Any Song”シンドローム、背景にある“音楽性変化とマーケティング”

ここに興味深いマーケティング方式が加わった。ジコは「Any Song」をリリースする前にガールズグループ「MAMAMOO」のファサや女性ソロ歌手のチョンハとともに“Any Songチャレンジ”の動画を撮りSNSに掲載した。“Any Songチャレンジ”はジコの歌に合わせて楽しくダンスを踊るもので、真似しやすいというのが強みだ。特にチャレンジ自体がひとつの遊びと認識され、SNS上にブームが起きた。これに多くの音楽ファンたちはもちろん、イ・ヒョリ(Fin.K.L)などのスターたちまで“Any Songチャレンジ”に参加し、自ずとPR効果が高まった。

そのおかげで「Any Song」はリリース直後、韓国の音源チャートの1位を席巻したのをはじめ、30日目で「Melon」や「FLO」などの音楽配信サイトでトップを走っており、「ガオンチャート」でも3週連続でデジタルチャートとストリーミングチャートの1位を記録した。それでけでなく、アメリカのビルボードの「ワールド・デジタル・ソング・セールス」のチャートにも3週連続ランクインし、“Any Songチャレンジ”はグローバル動画プラットフォーム「TikTok」の再生回数7億回を突破し、グローバルな人気を誇示した。

「Any Song」はトレンディな音楽生産、タイムリーなマーケティングが作り出した最高の成果物であると言える。その中心にはジコがいる。ジコは「Any Song」を通じてプロデューサーや制作者としての能力を存分に発揮し、いっそう進化した姿を見せ、新しい音楽人生の第2幕を開けた。歌謡界に愉快な“フック”を飛ばした彼の次のステップがさらに気になるところだ。

WOW!korea提供

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2020.02.15