-ライブをやっていて、幸せな瞬間もあると思いますが、どういうときに幸せだなと感じますか?
たくさんの方が公演に来てくださって、僕の音楽を聴かせることができるのが、一番幸せですね。そして、皆さんが幸せな顔で帰る姿を見たら、本当に幸せです。(ニッコリし)今、そんな活動をしています。
-曲はどういうときに作っているんでしょうか?
一人でいるときに(笑)。作業部屋があるんですけど、他の場所で曲の輪郭を作って、その部屋では、もっとカッコよく仕上げていきます。歌詞は、旅行に行ったり、日本活動で、一人で部屋にいるときにアイディアが浮かんだりします。それから、寂しいときとか。僕の音楽のメッセージはわりと寂しいですね(笑)。
-どうして寂しいテーマを? 楽しいテーマで曲を作ろうと思うことはないですか?
それをライブでたくさん感じました(笑)。バラードばかり歌っていたら、皆さんが泣いてしまって。僕の声がめっちゃ悲しいのか、その雰囲気はダメだと思って、リズムのある曲も作りました。だから、今までソロアルバムを3枚出しているんですけど、だんだん楽しい感じになっています。最新の「その年の冬」が一番楽しい曲です。
-でも、ご本人としては、自分の歌で観客が泣くというのはどういう心境ですか?
泣くということは、僕の歌の表現がちゃんと伝わったということだから。「泣いたよ」って言われても、「楽しかったよ」って言われても、どちらの場合もしっかり聴いてくださったということだから、僕は本当にうれしいです。
-作詞と作曲、どちらもされていますが、どちらが先なんでしょうか?
普段はギターとかキーボードでメロディを作って、その上に歌詞をのせます。たまに、歌詞とメロディが同時にできるときもありますけど。1カ月ぐらいかかっても、できない曲もあるし、3時間ぐらいでできた曲もあるし、いろいろです。
-「その年の冬」はどれぐらい時間がかかりましたか?
歌詞は、ある冬、自分のそばで元気づけてくれた子がいたから、頑張ってこられたという内容なんですけど、全体的に3日間で作って、その後の修正が本当に長かったです(笑)。
-今後、歌っていきたいテーマなどはありますか?
人生について歌っていきたいです。今、日本の歳では26歳だから、これからたくさんの経験をしていきたいですけど、自分の経験を曲にして、歌いたいです。
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