これに関連して「NU‘EST音源総攻チーム」は、「それが知りたい」に露出したGenie MusicのIDの中でAさんが直接加入したのと一致するIDのアカウント画面を証拠として提示した。これに関して情報提供者に謝罪の意思を表明して「該当の内容は、PREDISと該当のアーティストとは無関係で、音源総攻チームと個人の単独行為であることを明示する」として、歌手とは関係ないことを明らかにした。
問題が大きくなるとすぐにNU’EST Wの所属事務所のPREDISエンターテインメント(以下、PREDIS)は、放送翌日である5日に公式的立場を出して「当社は音源買い占めに関するいかなる不法、不正行為もしなかったことを明らかにする」として「所属アーティストと関係のない事件が該当の放送によって音源買い占め疑惑歌手として放送画面にグループの実名が露出した部分に対する製作過程の過ちを認め、謝罪と再視聴などの訂正を要請する」と明らかにした。
その後、「それが知りたい」も再視聴サービスを一時停止し、再アップデートされたVODにはNU’EST W関連の情報提供部分で該当のグループの名前と曲名がモザイクされて不注意を認めたように見えた。
しかし、いざ6日に発表した「それが知りたい」の公式的立場は、謝罪より残念だという表現に近かった。製作サイドは、公式的立場を出してNU’ESTファンから立場文をもらったとして「該当歌手の音源を他人のEメールで数回購入した一部ファンの手違いと過失であり、NU’ESTの所属事務所であるPREDISとは関連がないというのが、NU‘EST音源総攻チームの主張」と伝えた。続いて「もしこの主張が事実ならスタッフの画面処理ミスにより疑惑があらわになった点について残念に思う」として「同時に他人のEメールアカウントを利用して数回購入した一部ファンの過失も残念だ」と付け加えた。
この立場文には、スタッフの不注意を十分に認める部分及び被害を被った歌手に対する正式な謝罪が欠けている。また「残念」に関しても「ファンの主張が事実なら」という前提が付いた。正式な謝罪に関しては、事実上中身がないと言える。
「それが知りたい」チームは、NU’EST Wに対する情報提供者の疑惑を扱って何点か残念な部分を残した。不公正な方法で利潤を残そうとする業者による組織的な「音源買い占め」と代価なしに行われるファンの自発的音源ストリーミングはその性格が確実に違うにも関わらず、まるで同じ行為であるように見せた。もしファンの音源ストリーミング文化を指摘したかったら、これに対する詳しい説明がなければならないが、「それが知りたい」はこれを特別に説明しなかった。
所属事務所の立場を聞かないのも、もうひとつの不注意だった。「それが知りたい」の製作スタッフが「音源買い占め」疑惑について取材し、パクキョンが明らかにした歌手の所属事務所関係者に会って彼らの立場を聞いた。NU’EST Wは、パクキョンの指摘した歌手ではなかったが、買い占めをしたグループとして疑うのなら、「それが知りたい」はNU’EST Wの所属事務所の声も入れなければならなかった。
「それが知りたい」は、「真実の目で世の中を見守る」という企画意図で各種未解決事件と疑惑などを取材して信頼度を築いてきた。これは「悔しい被害者」を作らないという製作サイドの意志と透徹した取材精神が加わって可能な事だった。しかし、今回の不注意は製作サイドの意図は違い、また別の被害を生んだ。今は、「残念」ではない真の「謝罪」が必要な時だ。