別の被害者を生んだ「それが知りたい」の不注意。「残念」ではなく「謝罪」が必要な時

SBS「それが知りたい」のスタッフの不注意が罪もない被害者を産んだ。しかし、番組はこれを正式に謝罪せず、遺憾の意だけ表現し問題をさらに膨らませた。
4日午後に放送された「それが知りたい」では、最近歌謡界のホットイシューのひとつに浮上した「「音源買い占め」疑惑について扱った。

製作サイドはオンライン音源サイトの「音源買い占め」疑惑について取材する中で、ある情報提供者とのインタビューを公開した。この男性は、1~2ヶ月の間に自身のEメールに音源サイト Genie Musicの加入メール46通と同一歌手の曲を購入した知らせメール41通が来たとして疑問を提起した。 ところが、放送過程で問題が明らかになった。この情報提供者とインタビュー場面で疑惑を受けた歌手と歌手名がモザイクにならないまま放送されて、この曲がグループNU’EST Wが2018年に発表した曲「Dejavu」だと知られた。これによってNU’EST Wは、不本意にも「音源買い占め」疑惑に包まれた。

放送の翌日、情報提供者に被害を及ぼしたNU’EST WのファンであるAさんがオンライン上に登場した。Aさんは、自発的にストリーミングを行うために多くのアカウントを作った中で、Genie Musicの特性を利用してEメール認証なしで加入する過程で情報提供者のメールアドレスを使った。その後Aさんは、Genie Musicから該当の件について連絡を受けてEメールを全て本人のメールに修正した。またメールアドレスを除いた他の情報はAさんのものであり、意図的に情報提供者の名義を盗用したというよりは、メールアドレスの書き間違いによる手違いあるいは過ちに近いという主張も出ている。

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2020.01.07