映画『徐福』では、パク・ボゴムが遺伝子の組み換えによって人造的に作られた複製人間を演じている。そんなクローン人間を争奪する闘いの中で、コン・ユは国家機関のエージェントに扮している。
200人以上が集結
映画『徐福』は、主要な2カ所で撮影が行なわれた。
6月中旬から8月にかけては統営(トンヨン)市がロケ地となった。
慶尚(キョンサン)南道の統営市は朝鮮半島の南岸に位置する風光明媚な海洋都市だ。人口は約14万人である。
ここは海産物がとても美味しいことでよく知られているが、統営市は観光客増加の新たな戦略として映画・ドラマ撮影誘致に力を入れている。
その一環として、統営市は2019年3月に釜山映像委員会と業務提携を結び、積極的にロケ地としてアピールしている。
その効果で、多くのドラマや映画が撮影地に使用したいと名乗り出ていて、その中で『徐福』がいちはやく統営市を使うことになった。
統営市役所の担当者はこう語っている。
「映画の撮影地になれば多くの人に知ってもらえますし、地域経済に良い影響があります。市と制作陣が連携を深め、いい映画になるように協力します」
実際、俳優やスタッフなど総勢で200人以上が6月中旬に統営市に集結してから長く撮影を行なった。
その後、『徐福』の制作陣は全羅(チョルラ)北道の全州(チョンジュ)市に移り、全州映画総合撮影所で撮影を続行した。
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