「インタビュー」俳優コン・ユ、“極めて平凡な男、それが私の本来の姿” 「82年生まれ、キム・ジヨン」

写真提供=ロッテエンターテインメント

tvNドラマ「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」(以下、「トッケビ」)以来約3年ぶりにスクリーンに帰ってきたコン・ユは、大衆からの期待にプレッシャーを感じたと話した。コン・ユは「対外的に心配交じりの視線が多くありました」として「大衆に『トッケビ』がとても愛されたので、それほど期待が大きかったです」と述べた。続いて「穏かで日常的な映画を撮ると言った時に、知人が心配しました。俳優として僕が共感して慰労されたシナリオを映画に作って観客にお見せしたかったです」と説明した。

普段、現実的に共感できる映画が好きだというコン・ユは、「この作品は単調で平凡な事件を扱った映画」としながら、「観客が期待する刺激的で大きな事件はないですが、ささやかな日常で展開する物語がそのまま作られた時、心に響かせることができると思いました」と打ち明けた。

「僕は極めて平凡なに人間です。周囲にこんなことを言うと『話にならない』『君のどこが平凡なのか』という反応でした。僕が言う平凡な人とは、俳優コン・ユではなく人間コン・ユなんですが。僕の生活習慣や考え方、生活しながら確立された価値観を見た時、僕は平凡な人です。見る人の立場では誤解されかねませんが。」

コン・ユは劇中で平凡で家庭的な夫デヒョンを提案された時、気分が良かったという。誰よりよくやりこなす自信があったからだ。しかし、一方では俳優として自身が持つイメージが劇に集中するのに邪魔になるのではないかと心配になると語った。「トッケビ」を含めて映画「密偵」「新感染ファイナル・エクスプレス」 などで強烈な存在感で大衆に記憶されたコン・ユにとって、この映画への出演はまたひとつの挑戦だった。

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2019.10.19