助詞7-9
7 ~에게서/~한테서 (~から・~に)
人を表す名詞・代名詞の後に付く助詞で、「~から」に当たりますが、「~に」と訳したほうが自然な場合もあります。(参考:同じ「~から」という意味でも場所の出発点を表すときには「~에서」を、時間の場合は「~부터」を用います。)
例) ①선생님에게서 /한테서 先生から/に
②여기에서 서울까지 얼마예요? ここからソウルまでいくらですか。
③아침부터 저녁까지 공부해요 朝から夕方まで勉強します。
8 ~로 / ~으로 (~で)
この助詞はいろいろな用法で使われますが、ここでは主に方法や手段・道具を表す表現として使用します。この助詞の直前の文字にㄹパッチムが来るときは、「로」になります。
例) 무엇으로 먹어요? 何で食べますか。
쌀로 술을 만들어요. 米でお酒を造ります。
한국말로 이야기해요 韓国語で話します。
9 ~에서(~で)
「에서」は「ある動作が行なわれる場所を示す」助詞として使われます。
例) 어디에서(~어디서) どこで 식당에서 食堂で
講師=ウィ・ソンジュン+康熙奉
(写真右)ウィ・ソンジュン(魏聖銓)
1968年ソウル生まれ。1992年に来日し、学習院大学で日本語日本文学博士を取得。現在は法政大学をはじめ、多くの大学で韓国語を教えている。著書は『New!韓国語&会話』(右文書院)、『韓国と日本 くらべて学ぶ中級韓国語』(朝日出版社)など。コラムニストとして日韓の文化の違いについても論じている。
(写真左)康熙奉(カン・ヒボン)
1954年東京生まれ。在日韓国人2世。韓国の歴史・大衆文化や日韓関係を描いた著書が多数。主な著書は『ヒボン式かんたんハングル』『韓流スターと兵役』『韓国時代劇を楽しむための朝鮮王朝の歴史と人物』。