第13回「助詞の使い方」
Kポップをハングルで楽しむためのレッスンを続けていますが、ここで基礎に立ち返って「助詞」について学んでいきましょう。助詞の使い方は日本語と共通点がありますが、語末が母音か子音かで使い方が違うことが多いので、そのあたりをしっかり学んでください。
助詞1-3
1 ~는/은(~は)
日本語の助詞「~は」に当たるのがこの「~는」と「~은」です。
語末が母音で終わる場合は「는」をつけ、語末が子音で終わる単語の後には「은」をつけます。
例)①語末が母音 나(わたし) + 는
아버지(お父さん)
②語末が子音 당신(あなた) + 은
동생(弟.妹)
2 ~도(~も)
日本語の助詞「~も」に当たります。
例)의사(医者) + 도
한국(韓国)
3 ~가 / 이 (~が)
日本語の助詞「~が」にあたるのがこの「~가」と「~이」です。
語末が母音で終わる場合は「가」をつけ、語末が子音で終わる単語の後には「이」をつけます。
例) ①語末が母音 시계(時計)
의자(椅子) + 가
②語末が子音 책(本)
사전(辞書) + 이
助詞4―6
4 ~의 (~の)
この「~의」という助詞は、日本語の「~の」の意味を持つ助詞で、[에]と発音することに注意しましょう。
例) 누구(だれ) + 의
선생님(先生)
5 ~와/~과/~하고 (~と)
~와 / ~과 は日本語の「~と」に当たる助詞で、語末が母音で終わる場合は「와」をつけ、語末が子音で終わる単語の後には「과」をつけます。
会話の中でよく用いられる「~하고」は、前に来る体言の形が母音終わりか、子音終わりかに関係なく使えます。
例)
우유와 물 (牛乳と水)
물과 우유 (水と牛乳)
뉴스하고 음악 (ニュースと音楽)
음악하고 뉴스 (音楽とニュース)
6 ~에게/~한테 (~に)
人や動物を表す名詞・代名詞の後に付く助詞で、「~に」に当たります。「한테」は口語体のみ使い、人間・動物以外には「~에」を使います。
例) ➀ 누구에게(한테) だれに
➁ 꽃에 물을 줍니다. 花に水をやります。
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