「インタビュー」「30だけど17です」ヤン・セジョン 「演じたキャラクターの魅力や、 共演者について語る」

 

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◆前作「愛の温度」のジョンソンとはご自身はまったく違うとおっしゃっていましたが、今回演じられたコン・ウジンとご自身との似ている点はありますか?
ヤン・セジョン:ウジンは、自分が興味のある物を見ると他人の目を気にせずにメジャーで自由に計っていましたが・・・僕はそういう性格ではないです。何か集中することがあっても、他人に迷惑をかけまいと思う性格ですね。似てる部分は、あまり外見を気にしないところかな。ウジンが外見を気にするシーンもありましたが、山男のような姿を見ると、普段からそんな感じだと思うんです。でも、性格などはウジンとは正反対というか・・・似ている部分は無いですね。

◆ウ・ソリを演じたシン・ヘソンさんと共演されていかがでしたか?
ヤン・セジョン:僕たちの撮影シーンはほとんどワンシーン・ワンカットだったんです。NGもほとんど出さずに、スムーズに撮影していました。本当に息がぴったりでした。ヘソンさんはとてもさばさばしていて、すぐ打ち解けられるところが魅力的な方です。誰とでもすぐ仲良くなれて、とても正直なんです。お互い相性はばっちりだったと思います。

◆後にソリに思いを寄せるようになるいとこのチャンを演じたアン・ヒョソプさんと共演されていかがでしたか?チャンとのケミがとても良かったですが・・・
ヤン・セジョン:ヒョソプさんは、本当にいい子です。最初の頃、ヒョソプさんと早く仲良くなろうと努力していました。今も仲が良いですが、よくヒョソプさんの方に目が行ってた様な気がします。彼が常にリラックスできる現場であって欲しいなと思ったし、その為には僕自身がウジンというキャラクターと早く仲良くなろうと思っていました。ヒョソプさんとのシーンで記憶に残っているシーンは、家に幽霊がいるみたいだと2人で抱き合ったシーンです。

◆セジョンさんが考えるソリの魅力はどこだと思いますか?
ヤン・セジョン:30歳のソリは、いつの間にか世界が変わってしまっていて、知りたくなくても知らなければいけない事実をいつの間にか知りますよね。僕セジョンとしては、そういう状況に遭遇した人の感情などが気になりました。気になるということは、興味があるということじゃないですか。それから、身体は30歳でも精神年齢は若いことって、無いようでも実際にはありますよね。たとえば年齢が40歳でも、精神年齢が10代のままのようなとても純粋な人。そういう部分がとても魅力的だったと思います。僕と正反対のウジンだけが感じたソリの魅力は、ソリは自分の感情に素直で、いつもそれをあらわにしていたところじゃないかな。ウジンはそうじゃないから、自分と反対の人と接することによって、そういった所を魅力に感じたんだと思います。

◆セジョンさんが考える、ウジンのソリに対する気持ちが変化したタイミングはいつだったと思いますか?ソリと接するにつれて凍てついた心が溶けた気がするのですが・・・
ヤン・セジョン:気になり始めたのは、たぶん家での出会いだったと思います。ベッドでチャンと間違えて、「プー」ってするのですが、その時からソリが気になり始めて、時間が経つにつれ自然とその感情が進行形になったんだと思います。人の感情って、ある瞬間がきっかけでいきなり惹かれることもあるけど、第一印象が大事だと思うんです。その人を長い間知ることで分かっていくこともあると思うので。

◆セジョンさんから見て、逆にソリはウジンのどこに惹かれたと思いますか?

ヤン・セジョン:ソリになった事がないのでよく分かりませんが(笑)、たぶん自分のことを心配してくれてるかもしれないとわかったときに魅力を感じたのではないでしょうか。ツンデレのように、心配なんかしていない素振りを見せながら、心配している感じかな。

◆演じられていてご自身がドキドキしたシーンはありますか?
ヤン・セジョン:坂道でのシーンは、監督がほぼ1台のカメラを使ってロングテイクで編集せずに撮ったシーンなんです。荷物を持っていってあげるシーンだったのですが、そのシーンがドキドキするシーン・・・ではないかも知れませんが突然思い出しました(笑)。その時の印象が強く残ったのは、良い思い出だからですよね。

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2019.08.08