「インタビュー」イ・ドンゴン、「スケッチ~神が予告した未来~」オフィシャルインタビュー

Q.ムードメーカーは?
イ・ドンゴン:ムードメーカーといえばイ・ソンビンさんを挙げたいですね。スケジュールは一番キツかったと思います。登場シーンが多く、感情表現が難しい役で、かつセリフも多くて絵を描くシーンもありました。やるべきことが多いにもかかわらず、現場でパワーを失うことはありませんでした。大変なシーンでも、ソンビンさんと一緒だとみんなずっと笑って騒いでいるんです。現場を盛り上げてくれたソンビンさんがムードメーカーですね。彼女には感謝しています。

Q.撮影期間中に気分転換する方法は?
イ・ドンゴン:実際のところ、撮影現場で気分転換する余裕はありません。一旦現場に入ると休みたいからといって抜け出せません。スケジュールがタイトなんです。だから空き時間には役作りをします。役柄やこれから撮影する内容について考える時間が、僕にとっては休息でしたね。そうすることが効率的でもあります。僕が撮影中に頻繁に抜け出したり緊張感を緩めたりすれば、結局次の撮影に悪影響を及ぼします。ドラマの撮影は4~5カ月かかりますが、僕は撮影に集中するようにしています。それから僕は性格的に撮影が終わった瞬間、役から完全に抜け出せるほうです。むしろ役に入り込むのに苦労します。いつもその人物になりきろうと努力しますね。

Q.シヒョンの予知能力のように特殊能力が持てるなら、どんな能力が欲しいですか?
イ・ドンゴン:特殊能力は人を不幸にすると思います。シヒョンも予知能力のせいでとても不幸になりました。特殊能力は現実的に持てないでしょうし、むやみに夢を見ないほうがよさそうです(笑)。ですが人間は大きな潜在能力を持っていますよね。努力して訓練すれば、その能力を伸ばせると思います。だから僕は漠然とした非現実的な能力は望みません。僕はただ年を取っても体力が衰えないでほしいです。俳優は人に見られる職業なので、怠惰ではダメだと思ってます。自分自身を鍛えていきたいです。

Q.女優のチョ・ユニさんとご結婚されましたが、家族と一緒に出演作を観ることは?
イ・ドンゴン:放送が始まっても大抵撮影があるので、一緒に観ることはまれですね。でも僕の出演作は観てくれます。一緒に観られない時は感想を伝えてくれますね。といっても僕に対してストレートなコメントは言いませんね。ただ「面白かった」とかそれくらいです(笑)。特に何も言わなければ面白くなかったんだなと(笑)。その程度ですが、そのほうがいいと思います。批評はせず、健闘を称え合うだけでいい。演技がよければ大いに褒めて、ダメな時でも健闘を称え合う相手がお互い必要だと思います。僕にとって妻がそんな存在ですし、僕もそうなりたいです。

Q.今後挑戦したいジャンルは?
イ・ドンゴン:直近の2作品だけで、新たな経験ができました。時代劇(「七日の王妃」)は初めてでしたし、今回はアクションもこなしました。ほとんどすべてのジャンルを経験したようです。“演技の幅を広げる”と言いますよね。でも多様な姿を見せたあとは同じジャンルを掘り下げると面白いと思います。僕自身も観る人も以前とは変わっていますから。楽しい恋愛ものをまたやりたいです。この年で演じる恋愛ものは以前とは違うはずですから。ラブコメディもいいですね。

Q.日本のみなさんへメッセージ
イ・ドンゴン:こんにちは、イ・ドンゴンです。今日ここに向かう途中、僕は幸せだと思いました。作品を撮るたびに日本で放送され、インタビューを通じて作品を紹介できるのは本当に幸せです。関心を持っていただき感謝しています。「スケッチ~神が予告した未来~」というドラマは韓国では大ヒットしました。ジャンルはいわばアクション・サスペンスですね。そしてドラマとは思えないようなストーリーと映像で登場人物たちを描いています。映画を観たような印象を持っていただければ、この作品は成功だと思います。アクション・サスペンスをドラマで観られるので期待してほしいです。皆さんの好きなRAIN(ピ)さんも出ています。僕とRAIN(ピ)さんの2人で奏でるハーモニーや2人の阿吽の呼吸も楽しんでください。「スケッチ~神が予告した未来~」をぜひ応援してください。(5ページに続く)

2019.06.27