「花開くコリア・アニメーション 2019+アジア」 7月6日(土)・7日(日)、愛知芸術文化センターにて開催!韓国とアジアの長短編30本、一挙上映!

《見どころ1 韓国・アジアのアニメーションが描く“人生”》

『わき毛少女、キム・ブンオ』(韓国)

『父の死』 (インド)

『半島で生きたい』 (韓国)

『妹』 (中国・米国)

私たちは日々、喜び、悲しみ、決断しながら人生を歩んでいます。そんな人生の 1 ページを、多様な手 法と視点で描いた韓国・アジアのアニメーションを 30作品上映。死後の世界をエキセントリックな映像で綴った『地獄門』 (韓国) 、思春期の成長痛を軽快に描いた『わき毛少女、キム・ブンオ』 (韓国) 、老親介護の問題をモチーフにした『老犬』 (韓国) 、倦怠期を迎えた夫婦が動物に変身する『皮膚と心』 (韓国)肉親の死を静謐な映像で描いた『父の死』(インド)、人生の決断を迫られた男の物語『半島で生きたい~演技派おやじの奮闘記』(韓国)などでは、異なる文化や社会が映し出される一方で、アジア人共通の“悩み”が透けて見え、それが大きな共感を呼びます。また、一人っ子政策や文革を批判的に見つめた中国作品『妹』
『寒露』 、旧日本軍の戦争犯罪を告発した『少女に』 (韓国)では、国や時代に翻弄された個人の“人生”に 思いを馳せることができます。

《見どころ2 第10 回記念として『フェルーザの夢とともに』を特別上映》

『フェルーザの夢とともに』(韓国)

2010年の第 1回ゲストだったキム・イェヨン、キム・ヨングン監督の最新作『フェルーザの夢とともに』(韓国)を特別上映。本作は、両監督が新婚旅行中にアフリカで出会った少女との交流を、実写を織り交ぜる形で映像化したドキュメンタリー・アニメーションです。類い希なる語学の才能を持った聡明な中学生フェルーザ。しかし、エチオピアの田舎では早婚の風習が残り、まもなく見ず知らずの男性と結婚しなければならなかった。フェルーザの真摯な姿に心打たれた両監督は、なんとかできないかと奔走するのだが…。 「映画を通じて社会を変革する」という韓国映画の精神性がいかんなく発揮された逸品。映画の中ではささやかな奇跡が起こりますが、それは作品完成後も続きます。両監督をお迎えしてのゲスト・トークでは、驚きの後日談をお話しいただきます。世界をポジティブに変えていくキム監督夫妻の人柄にもご注 目下さい。

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2019.06.08