FTISLANDが担当したアニメやドラマ楽曲のセクションでは、「SATISFACTION」の“シアワセの意味を探していた どこかにあると思った”という歌詞を“神戸にあると思った”に替えてファンに歌わせ、その大きな声を聴くとホンギがニッコリと笑顔を見せる。ホンギが主演を務めた日本のドラマ主題歌「ハルカ」では、スンヒョンが久々のラップを披露した。
「みんなの声をもらうぞ!」というホンギの号令で、「AQUA」では“WOWOWO”というシングアロングが生まれる。その声を受け止めるように、大きく両手を広げるホンギ。そしてそのファンの声に自分の声をぶつける。唯一の韓国楽曲のセクションでは、重いロックビートに合わせてホンギ、ジェジン、スンヒョンがヘッドバンキング。その勢いに乗って歌うファンの声にホンギが歌で返す。「Pray」ではサビのシングアロングを“祈り”というタイトルのごとく、胸に手をあて受け取るホンギ。
ホンギとファンの生み出す声は渦のようにからみあい、曲が終わると会場から大きな喝采が起こったが、歌でお互いを理解していくのを感じる。FTISLANDのライブでは、こういうステージの上と下で行われる音楽の交感が多いのだ。
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