「コラム」兵役で軍楽隊に入る芸能人が多いのはなぜ?

写真=韓国陸軍公式サイトより

 

最近は芸能人が兵役に入った場合に、軍楽隊で軍務を行なう例が多くなっている。その背景にはどんな理由があるのだろうか。ここで改めて軍楽隊について説明していこう。

 

軍楽隊のイメージがいい
「芸能兵」の制度が2013年に廃止されて以降、軍楽隊は芸能人が軍務をこなすうえで最適な部隊とも言われてきた。
確かに、K-POPのスターにとってみれば、兵役期間中にもずっと音楽に親しむことができるのはありがたい。
さらに、兵役に入ったらファンと交流ができないと覚悟していたのに、軍楽隊が民間支援でイベントに出たときには、ステージ上で自分のパフォーマンスを披露することができる。自分の能力を生かせる場を軍隊の中で見つけたという意味では、このうえもない喜びだろう。

しかも、東方神起のユンホが軍楽隊で大活躍して脚光を浴びた。そういう例も軍楽隊のイメージを大いに向上させている。
さらに言うと、芸能人が兵役に入るとき、現役兵の代替服務制度として義務警察に入ることもよくあったのだが……。

軍楽隊の種類
義務警察をめぐる状況が大きく変わってきている。
実は、義務警察は2023年までに廃止されることが決まっており、現在は段階的に人数を減らしている。
こういう状況では、芸能人が義務警察に入る割合が減るのは仕方がないことだ。
それだけに、ますます軍楽隊がクローズアップされており、それをめざす芸能人も増えているのだ。
なお、ひとくちに軍楽隊といっても、陸軍、海軍、空軍で編成内容が違ってくる。
たとえば陸軍の軍楽隊には3種類ある。

具体的に言うと、A級軍楽隊、B級軍楽隊、C級軍楽隊ということになる。
A級軍楽隊は、陸軍本部、陸軍士官学校、首都防衛司令部などに所属する。
隊員は50人以上で構成されており、音楽大学などで専門的に音楽を学んできた人たちが中心である。
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2019.04.16