いよいよ最後の1曲を残すのみとなり、会場からは「えー!」と名残惜しい声が上がると、「3部は夢で会いましょう~!」とセンスよく切り返したジュン。「最後はハッピーな雰囲気でいきたいと思って用意しました。この曲は歌詞の内容がすごく良かったし、いまこのステージで僕が皆さんにプレゼントできるのはジュンの声なので、この曲を選びました。ジュンが思っている感情が皆さんに伝わったらいいと思います」と曲フリをし、清水翔太の「花束のかわりにメロディーを」を熱唱。
曲中にはバンドメンバーの元に歩み寄り、アイコンタクトを取りながらプレイし、そこにダンサーも加わると、会場は一つになって温かい気分に。ステージ上の演者が全員、満面の笑みを輝かせているのが印象的で、ジュンは曲の最後にファンに向け、とびきりの笑顔で「大好き!」と。会場中が幸せな高揚感に包まれ、フィナーレを迎えた。
この公演をもって、全4公演を大盛況のうちに終えたジュン。思い出を残そうと客席をバッグに記念写真を撮影した後、「今回のイベントは皆さんのおかげで、そして、バンドの皆さん、ダンサーの皆さんのおかげでできました。後ろで頑張ってくださったエイベックスのスタッフの皆さん、本当にありがとうございました」とファンや各関係者に感謝し、「これからも強い男になって、U-KISSのことを守るから、俺について来い!」と力強い言葉で、イベントを締めくくった。
元々、ポテンシャルは高かったが、グループ活動を通して、さらにたくましく成長したジュン。メンバーたちが入隊で不在の間も、ソロ活動をしながら、U-KISSという看板を守ってくれると改めて確信できるイベントだった。
取材:Korepo(KOREAREPORT INC)
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