センターステージの床がこう配をつけながら回るという、ダイナミックな舞台装置でのパフォーマンスを見せたり、複雑に絡まったジャングルジムのようなセットを使用するなど、畳み掛けるような勢いで観客を魅了していく。他にもテヨン、マークのラッパー同士の掛け合いなどもあり、次々と違う顔を見せるメンバーたちに翻弄されてしまう。
そうやって普段あまり見せない姿やメンバーの個性を発揮させたところで、ライブの後半とは思えないほど、またもや新たな魅力を発揮して行く。衣装もそれぞれデザインが違うカラフルでラフなものにチェンジ。軽やかなミディアムテンポの「Touch」では観客も一緒になって歌い、そのお返しのように、続く「Replay (PM 01:27)」ではメンバーもNCTのチームカラーの黄緑に光るペンライトを持ち、観客と一緒になって手を振りながらコミュニケーションを深めて行く。そして会場の一体感がマックスに達すると、本編ラストは傾斜をつけながら回転するセンターステージの上で「Fire Truck」を華麗に披露し、ステージをあとにした。
(5ページに続く)