最近、仕事終わりに1人でご飯を食べに行っているというソン・シギョン。クリスマスイブに、新橋でとんかつ屋に入ったら、すぐに韓国人カップルにバレてしまい、気まずくて逃げるように店を出たそうで、さらに、向かいの焼肉屋に入ったら、カップルとカップルの間に座ることになり、寂しい気持ちになったし、店に申し訳なくて、カップルよりもたくさん注文したというエピソードを面白おかしく話し、「クリスマスイブに、カップルの間で焼肉を食べたという不思議な経験をしました(笑)」と明かし、会場の笑いを誘った。
また、遅れて入ってきたファンを見つけるたびに、「いま着いたんですか? もう半分経ったんですよ。すごいオープニングだったんですけど(笑)」と客イジリもするなど、歌とトークのギャップがソン・シギョンの魅力で、1秒たりとも飽きさせないのがさすがだ。
次の曲は柔らかく、優しい曲を歌いたいと思って作ったと曲紹介をし、歌詞が胸を打つステキなラブソング「幸せならそばにある」を熱唱。続けて、今回のアルバムのタイトル曲「君がいるよ」も、キュンとくる歌詞の世界観を見事な表現力で届け、ファンをうっとりさせた。
日本語の曲も難なく歌いこなすが、日本1stアルバム「DRAMA」はいま聴くと発音が良くないから、歌い直しをしたいというソン・シギョン。「死ぬまで気になると思います(笑)。みんな優しくて、“良かったですよ”、“日本人じゃないかと思いました”とか言ってくれるから…。その言葉に騙された」と茶目っ気たっぷりに語った。
そんなアルバムの中から、「自分が歌った曲を聴きながら、自分が励まされるのは初めての経験でした。この曲は歌いながら、学べる。いま僕もそういう状態じゃないかなとすごく共感ができて、歌うたびに入り込める曲です」とタイトル曲「Life is...」を披露。「いつか光が射すその朝を見つけるまで♪」という歌詞に合わせ、映像と照明の演出も幻想的で、会場には希望に満ちた雰囲気が漂った。
そして、ソウルでの単独コンサートで多くのファンを魅了した「永遠に」(韓国配信シングル)を披露した後、「次は殺人的な曲だから心配(笑)」とインターバルを置こうとトークを長く引き伸ばすソン・シギョン。「人間はどう考えるかが大事。精神一到という言葉がありますけど、精神力で何でもできる」とお父さんから教わったという教訓エピソードまで飛び出し、さらには「“一億人から君を見つけたよ♪”って歌詞にギュッときました。韓国も早く人口増やさないと」と自身の結婚話にまで発展したところで、「あしたのことはあした考えます。頑張って歌います!」と意を決して、ファンも待ち望んでいた「粉雪」を熱唱した。
次も「マイナーコードの曲なので自信がなくて」、「似合わないかも」と前置きしつつも、歌いたかったというスターダスト☆レビューの「木蓮の涙」をカバー。ソン・シギョンのスタイルで、見事に歌いこなし、1部を終えた。
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