静かな曲を歌い終わり「ソロの僕を見せるために切ない曲でスタートしました。ここからはテンションを上げていきましょう!」と言うと、4人ダンサーが登場してダンスビートの効いたナンバーを3曲続ける。「Be Your Doll」では女性ダンサー2人とからむダンスに入る直前に「恥ずかしいところ!」と自ら申告してテレながら踊ったが、歌っている時のカッコよさと、こういうお茶目な部分のギャップがファンにはたまらないホンギらしさだ。
「Kings For A Day」ではファンにコーラス部分を唄わせたり、FTISLANDの楽曲「Champagne」ではコール&レスポンスでオーディエンスとのコミュニケーションを楽しんだり、ホンギもシャウトをしたり、歌いながらジャンプしたりとロッカーの本領を発揮して、束の間、FTISLANDのボーカリストの顔を見せると、ファンもいつものペースでクラップをして、彼の歌に身を任せる心地よさに酔いしれた。
かねてから「ラジオDJをするのが夢」と語っていたホンギだけに、MCコーナーではラジオブースが登場。3年前の初ソロコンサートでも、ラジオをテーマとしたアルバムにかけてラジオDJ風のMCを行ったが、4月まで韓国で長寿ラジオ番組『Kiss the Radio』のDJを1年半の間務めていただけあり、今回の進行はかなりスムーズ。事前にファンから募集した質問を読み上げ、悩みながらもホンギらしい珍回答やアドバイスで盛り上げた。笑いながらきいているときには忘れてしまっているが、日本語でこれだけスムーズなDJができてしまうのは、実はかなりスゴイことだ。「僕の声は特徴的だから、ラジオがピッタリ。自分にしかできないテーマでやりたかった」と、今回もDJコーナーを設けたが、これもソロコンならではのお楽しみのコーナーといえるだろう。
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