山岳部隊という別名も
怒濤部隊が位置しているのは、典型的な山岳地帯。地形的には非常にアップダウンが多い場所だ。
それゆえに、怒濤部隊は別名で「山岳部隊」とも呼ばれる。
このように、地形の高低が大きい地域では戦車がなかなか使えない。それだけに、歩兵がどれだけ機敏に動けるかということが重要な役割を持っており、集団としての統率力や個人としての戦闘能力の向上を訓練の目的にしている。
怒濤部隊は韓国の全師団の中で、「訓練の量が一番多い」と言われている。そうした訓練を通して、戦闘力が非常に高い歩兵や砲兵が育てられている。
なお、韓国がアメリカと合同軍事訓練をするときにも、一番多く合同軍事訓練に参加するのが怒濤部隊だ。
この事実を見ても、怒濤部隊の重要性がわかる。
(ページ3に続く)