「心がないのがかわいそうなのか、心があるのにないふりをするのがかわいそうなのか。僕だったらない方がましだ」-6話
キム・ムヨンはユ・ジンガンから「かわいそう」という言葉を聞いて、大きな衝撃を受けた。これは心がないのにスンアの心を揺さぶっている彼はむしろかわいそうだという言葉だったが、これをずっと考えていたムヨンは、最終的にジンガンに向かって直球を飛ばした。
一度も自分を思ったことないのか、僕に会いたかったことはないのかという問いに、彼女の答えは「ない」であった。本心ではないということを既に直感していた彼は、「君のように自分の心を知らないふりをするよりも、僕のように感情がないように見える方がましだという言葉を残し、これはジンガンにこれまで以上に強烈に突き刺さった。
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