映画「暗数殺人」、モチーフ事件の別の被害者遺族は上映を応援「世の中に出るべき映画だ」

 

私も、この映画が公開されると聞いて初めは驚きました。しかし母の死によって感じた悲しみは心にしまい、他の被害者の話に関心が注がれ、まだ訳も分からずに苦しんでいる失踪者を待つ家族の気持ちが少しでも晴れればと思います。

「それが知りたい」が放送される前、少し怖かったです。放送された後、周りの反応がどうなるのか怖かったのです。しかし放送後、母を知っていた方や私の知人から多くの電話がきました。心配してくださり、一緒に泣いてくださり、慰めてくださいました。今回、映画が公開されると伝え聞き、改めてあの時の感情が沸き起こりました。

個人的には、母の法事や誕生日など、日常生活の中でふと母のことを思い出すと、とても悲しくてつらいです。しかし私のようにつらい時間をまだ乗り越えようとしている未解決事件の被害者家族の方々のためにも、この気持ちが伝わったらうれしいです。

7年前に母を見つけてくださった刑事さんの苦労に感謝し、この映画を応援することでその気持ちを伝えたいと思っています。つらいことですが、私も愛する妻と手をつないでこの映画を見るつもりです。

 

WOW!korea提供

2018.09.27