「イベントレポ」東京公演最終日のEXO、Red Velvet、浜崎あゆみらに4万人が熱狂!2018年a-nation全公演で18万8000人を動員。

(TRF)

TRFはa-nation 17回連続の出演。冒頭から「masquerade」「BOY MEETS GIRL」などのヒット曲を連発し、YU-KIのダイナミックな歌声、DJ KOOが放つエレクトロサウンド、SAM、ETSU、CHIHARUの切れ味鋭いダンスを含め、いまも進化を続けるパフォーマンスを見せつける。「おかげさまで私たちも25周年を迎えました! 一緒に踊って!」というYU-KIの笑顔も印象的だった。「EZ DO DANCE」では約700名による“アクトダンサーオーディション”を勝ち抜いた79名が登場、瑞々しいダンスで会場を盛り上げる。ラストは「survival dAnce ~no no cry more~」で大合唱。a-nationの顔と呼ぶにふさわしい、大充実のステージだった。

(浜崎あゆみ)

そして、ついに浜崎あゆみが登場! a-nationの出演は17回目、通算15回目のヘッドライナーとなる浜崎のステージは、47人の女性ダンサーを引き連れた「W」からスタート。天蓋付きベッド型のステージでパワフルな歌声を響かせる姿から目が離せない。最新アルバム『TROUBLE』収録の「eternal(eはラテン語表記)」では叙情的な歌声が広がり、名バラード「HANABI」では会場を染める青とピンクのサイリウムと夜空に浮かぶ満月が楽曲の世界観を引き立てる。さらに「Summer Love」ではフロートに乗って会場外周を1周。「Movin' on without you」(宇多田ヒカル)のカバーも飛び出し、観客の興奮はピークに達した。その後も「You & Me」「BLUE BIRD」などの人気曲を披露し、ラストは「2018年a-nation、最終日。この曲が最後になります」という言葉に導かれた「July 1st」。ステージの端から端まで走り、「ありがとうございました!」という叫ぶ姿が強く心に残った。最後は大きな花火が打ち上げられ、切なさと解放感が同時に広がるなか、平成最後のa-nationは幕を閉じた。

今年は規模を拡大して長崎、大阪、東京の3都市5公演で開催(三重は台風の影響により中止)され、18万8000人を動員。各地熱狂を呼んだ2018年a-nationのフィナーレとなる東京公演2日目も、高い音楽性と華やかなエンターテインメント性を備えたアーティストたちが素晴らしいステージを見せてくれた。確実にスケールアップを続けるa-nationは、来年以降もさらなる進化を果たすことになりそうだ。
(取材・文/森 朋之)

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2018.08.27