幼少時代をドイツで過ごしたゴニルは、小さい頃に親の薦めで絵の塾に通っていた。その時から絵を描く楽しさに魅了されていたそう。「漫画の表紙を真似て描いたり、友達の顔を面白く描いてプレゼントしたりしていました。今、ベルリンは僕と同世代の人たちのセンスがとても良いと思います。戦争から立ち直った今のアートと昔のアートがうまく融合されているので、色んなインスピレーションがもらえると感じました」と、幼少期から今もなおドイツという街が、自身の感性に大きな影響を与えていると話した。
撮影中、思い出に残っているエピソードを聞かれると「ベルリン芸術大学院に行って、僕もここで留学したいなと思いました。授業も受けさせてもらったんですけど、60歳の生徒さんとかもいて、やっぱりアートに年齢は関係ないんだなと思いました。だから僕もいつか留学してみたいと思いました」と、芸術を学ぶ意欲的な姿勢をみせた。
さらに、今回の写真集撮影後にパリにも訪れ、そこでも絵を描いていたゴニル。「絵も含めてファインアートも勉強してみたいです。いつか個展も開けたらいいなと思っています」と、芸術アーティストとしての展望も打ち明けた。
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