続いて囲み取材では、写真集に込められた想いや今後のビジョンなどについて話を聞いた。「今回の写真集は“自分が残したい自分の考え方”や“自分が歩いてきた人生、街”を振り返る時間でもありました。生まれ故郷に戻りたいという気持ちで撮影地も選びました。自分の世界観をファンの皆さんとシェアしたいと思い、色んな写真や自分のメッセージを入れてみました」と、まずは1st写真集「Egoist」のコンセプトについて語った。
今年3月末~4月頭にかけてドイツ・ベルリンとフランクフルトでの撮影だったが、まだ雪の残る寒さのなかでの撮影を振り返った。「ヨーロッパはとても寒いです。カメラマンさんとかも大変そうでした。今回、撮影する場所は決めずに、着いてから決めようというやり方でした。だから、夜にちょっと街中に出てみて『あ、ここで撮影したいな』と思ったところで写真を撮りました」
今回の写真集のなかで自身が1番気に入っているのは、芝生の上で寝転がっている解放感たっぷりな1枚。この写真は、ベルリンの中で1番大きい植物園で撮影されたものだと話すゴニル。「雪がすごかったので他のお客さんはいなくて、僕とカメラマンさん2人で撮影しました。400年経った木とか、人の手が入っていない場所で撮影したので、僕自身も自然のひとつになれた感じがしました。上半身裸で撮影とかもさせてもらいましたが、恥ずかしさとかは全くなく、生まれて1番リラックスできた撮影だったと思います」と、うれしそうな表情をみせた。
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