裏で動いた人物
粛宗は王権の強化に成功した王だった。
彼は派閥をうまく拮抗させながら、あまりにも一方が強くなると一気に蹴落とすという調整をした。
そうやって、派閥が必要以上に大きくなるのを防いだのである。その点で、粛宗は大変頭のいい王だった。
仁顕王后の復位が決定し、張禧嬪の降格と張希載の流罪が実行されたが、その際に淑嬪・崔氏はどうしていたのだろうか。
つまり、元をただせば、張希載が淑嬪・崔氏を毒殺しようとしたという告発が政変のきっかけだった。
実は、淑嬪・崔氏の陰で動いていた人物がいる。
名を金春沢(キム・チュンテク)と言う。彼は、ドラマ『トンイ』の中ではシム・ウンテクという名で出ていた。(ページ3に続く)
張禧嬪(チャン・ヒビン)!側室に転落した王妃
トンイは張禧嬪(チャン・ヒビン)より悪女なのか?
張禧嬪(チャン・ヒビン)はなぜ王妃になれたのか/朝鮮王朝秘話1