Q, 判事役を引き受けて難しい点がありましたか?
A. やはり、せりふなどが難しいです。キャラクターに集中して演技していますが、判事の責任の重みについてより多く考えるようになりました。劇がエピソード形式でもあって劇中で新しい人々にもずっと会うので自然にその重さに慣れるようになりました。また、ひとりだけで民事44部をリードしていくのではないので、自然に集中できました。
Q. 記憶に残っている裁判のエピソードがありますか?
A. 3話に出た焼肉屋さんの鉄板のエピソードが記憶に残っています。焼き肉屋の主人とそこで働くおばさん、そして母親が登場しますが、お互いに間違っていると主張するのでエゴイスチックな人のように見えますが、皆心に傷がありました。外的な姿だけを見て判断しましたが、皆切ない事情があるという内容でした。そのエピソードを演技しながら、僕も人を先入観を持って判断したことがなかっただろうかと反省もたくさんしました。それ以外にも、忘れる権利など多様なエピソードがありましたが、各自が大切に思うことによって記憶に残るエピソードも違っていたという点が良かったのではないかと思います。現実にあり得る事件を扱うので、多くの方々が関心を持ってくださったようです。
Q. 発音や発声など、演技に対してたくさん好評を受けるようになりましたが。
A. 発音や発声を特別に勉強はしませんでした。自然に年をとりながら、自然に変化したようです。演技も歌手も長くするようになってモニターの中の自分の姿が分かるようになります。自ら不足な部分が分かって、自然に変化していく部分もあるようです。
Q. 事前製作の長所を実感しましたか?
A. 事前製作は、レビューや反応に気を使わないで本来思ったキャラクターを最後まで演技することができるというのが、最大の長所だと思います。半事前製作ドラマだったので、初盤はフィードバックなしで撮影して、どれで最初のイム・バルンに対する考えを16話まで悩まず引き継いでいくことができました。皆が思ったキャラクターを最後まで推し進めるほうが良いと思いました。現場の雰囲気も明るくて愉快でした。Araさんにソン・ドンイル先輩、ドクファンさん、監督まで、ただの一度も雰囲気が重かったことがありませんでした。だからいっそう周りにこだわらず集中してリラックスして、最善をつくして演技することができました。
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